| 詩人:どるとる | [投票][編集] |
桜の雨が敷き詰められた道を歩いて
いつもの電車に乗って 学校に向かう
いつもと変わらない制服姿の君は
卒業式を前にして少しだけ 心震わせてる
胸に咲かせた 花飾り
そこには 「卒業おめでとうと書かれていた」
僕らは今日で卒業するんだなあ
街は今日も いつもと変わらず
ただ空は青いまま 春の陽射しが
アスファルトに 優しく降り注ぐ
卒業証書を 手にしたみんなが
写真を 撮りっこしたりしているのに
君は一人 ぼんやりしながら 空見上げて
今日の日付と曜日を思い出す
ホームに 立つあなたに渡したボタン
少し 削れて 色褪せてしまったけど
あなたは笑って ありがとうをくれた
恋なんてできない 離れる寂しさから
逃れるように ボタンを渡したら
あなたと違う 車両に乗り込んだ
渡せなかった手紙には あなたへの思いがあふれているのに
涙ばかりが 流れてしまう どうして好きなだけでこんなに
苦しいんだろう だけど思い出は 捨てられないよ
もう宝物になってしまったから
街は今日も いつもと変わらず
ただ空は青いまま 春の陽射しが
アスファルトに 優しく降り注ぐ
せめてあなたの幸せを祈る
恋をさせてくれて ありがとう。
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この頬を 伝う悲しみには
名前なんて 便利なものはなく
いつまでも僕から離れない
好きじゃないのに
繋いだ手を離せないまま
あなたの 瞳を見つめている
僕の中にまだ残る 灯る君への思い
愛してる なんて何度言うのかなあ
そして何度 謝るのかなあ
同じような シチュエーション
同じような タイミング
君は 僕のこと仕方ない人ねと
少し 照れながら いつも許してくれる
差し出した僕の手は 君のぬくもりをいつも 探してる
愛してるのそのあとに 何が残るだろう
喧嘩する前よりももっと仲良くなってる
キスの下手なところも方向音痴なところも
昔から変わらないのに変わらないことが
うれしくて たまらなくて
何度でも 確かめる君のぬくもり
夢じゃない 頬をつまんでも覚めない夢
愛してる なんて本当は必要ないんだよ
言葉にしなくてもわかるのが愛だから
ハウマッチだよ
ハウリングするよ
喜びの雨の降る 傘はいらない 濡れてしまおう 二人 熱い雨に
愛してる なんて何度言うのかなあ
そして何度 謝るのかなあ
同じような シチュエーション
同じような タイミング
君は 僕のこと仕方ない人ねと
少し 照れながら いつも許してくれる
差し出した僕の手は 君のぬくもりをいつも 探してる。
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たそがれには まだ早い 曖昧なボーダーライン
廃線になった線路を歩いて 何処までも行こう
錆びたように赤く染まった 電車を根城にしてる
猫の親子を 見つけた今日は少しだけ幸せだわ
そうやって暮れてゆく 空に流されて
ハイスピードカメラを観ているように
ほらね日が暮れるとすぐさま夜が来る
オーロラのようにスカートが 風に揺れ
くるっと回って 倒れてしまいそうになる
私をちゃんとしっかり受け止めて 今夜は少し浮わついてるの
踊り明かすわ お一人様ダンスミュージック。
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首から十字架をぶら下げてる
神様に 触れ伏すことで自分を騙してる
マリア様も口笛を吹いて お化粧もしても
いいじゃない いいじゃない
生きることを もう少し楽しもう
余計なことも知りたいよ 汚れてみよう
その痛みを知るために あとちょっと 優しくなる
いつもの青い空に浮かんでる 雲に憧れて
風にはためくスカートは空を飛びたがってる
翼があれば もう少し見える世界も 広くなるかなあ。
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夜の片隅で 鳴らした音を拾った星が
電車を伝って 街に明かりを降らす
月の明かりも この街を照らす光なの
それを知っているのなら偉そうなことは言わないことだ
風を切って 走るスピードで
夜を 駆け抜ける 終電車
もう止まれない この思いは
切なささえ置き去りにせず乗せてゆく
それは光と音が 作り出す ささやかな魔法
アブラカタブラ 不思議なメッセージ
夢から覚めた あとも消えない まどろみは
しばらく僕の心は 夢に囚われたまま
本を開いて 空想の物語に傾倒 光の水面に爪先を浸して
翼を広げて 羽ばたくよあの窓の向こうへ
背中を 凭れさせて深く沈み込む椅子
柔らかな 羽毛は誰か抱かれているようだ
目を開いて 確かに今を 見つめて
踏み出すよ この一歩で何処までも行ける
風を切って 走るスピードで
夜を 駆け抜ける 終電車
もう止まれない この思いは
切なささえ置き去りにせず乗せてゆく
それは光と音が 作り出す ささやかな魔法
アブラカタブラ 不思議なメッセージ。
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昨日の出来事を反芻しながら
ノートに下書きされた記憶を
また新しい 記憶で上書きする
つきなれた嘘も罪悪感すらなくなって
君を何度傷つけたかな 泣かせてきたかな
夕暮れに沈む 街並み
足元の影が 揺れる
目を閉じて 描くのは 笑っている君の顔
少しずつ イメージからそれてゆく未来
変えるすべもないまま 過ぎ去る日々
出来合いの 言葉に励まされ
都合よく 気を許してしまう
いつからこんなに単純になっただろう
空はよく晴れて 雲まで浮かんでる
疑いようのない幸せに 惑わされてる
暮れかけた空に残る青を探す
まだ 終わらないでと時を呼び止める
泣きながら 笑うのは思ったより難しいね
かき消したはずの涙 に灯る 本当の気持ち
誰かを待っているように帰れないイエスタデイ
行ったり来たりの毎日は 波のそれに似ている
寄せては返す 時間 時計が回ればまた元通り
でも泣いた 記憶は消えずここにあって
痛みは本物だと 教えている
目を閉じて 描くのは 笑っている君の顔
少しずつ イメージからそれてゆく未来
変えるすべもないまま 過ぎ去る日々。
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涙を流すより 笑ったほうが 何倍もいいに決まっているんだよ
明るく 笑うあなたの姿に 元気をもらっているんだよ
暗く 沈んだ顔で 落ち込んでる 君を見ると
僕まで 落ち込んでしまう
それはきっと 心と心が つながっているから
人に優しくあろうとする心が
時に 汚れてしまうのは
人の醜さや 愚かさに
目を 向けてしまうから
でも汚れたのなら 洗えばいい
涙にむかって 走ってく
あなたの背中に 未来が揺れる
放ってはおけない
あなたは 優しい人だから
愛してる
言葉にしなくても ちゃんと伝わるように。
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子供が見つめる 瞳が 生んでくれた人の悪を黙って許すのは
傷つく痛みを 知っているからだ
あなたは それを知っているかい
いくらあなたが 子供を嫌いになっても
子供は あなたを嫌いにはなれないんだ
あなただけが この世界で いちばん
頼れる ただ一人の人だから
愛してくれなんて言われなくても
間違いなく愛して ゆけるように
愛してくれと 言わせないように
つないだ手を離さないでいよう
抱きしめて 温もりを 伝えて
愛することなんて当たり前のように
もう一度 生んだときの あの笑顔を
思い出してみれば 傷つけることなんてできないはず
愛するがゆえ 傷けてしまう
愛するがゆえ 許せなくなる
そんな気持ちを 無視してまでも
あなたを 愛すると決めたその日から
僕は あなたの親になる
あなたは僕の 子供になる
僕と君は親子になる
愛してくれなんて言わせないよ
だって言葉にする前から君を愛するから
下手くそだなんて 笑われながらも
あなたを きりもなく抱きしめて
似合わない優しさと温もりを あげるよ
愛するがゆえ 傷けてしまう
愛するがゆえ 許せなくなる
そんな気持ちを 無視してまでも
あなたを 愛すると決めたその日から
僕は あなたの親になる
あなたは僕の 子供になる
僕と君は親子になる。