詩人:♪羽音♪ | [投票][編集] |
テレビで見た結婚詐欺
DVがらみの結婚詐欺
騙されていると
分かっていても
暴力を振るわれても
大好きだから
すべてが嘘だと見抜けない
いや見抜けないんじゃない
夢を壊したくないから
目を背ける
共依存に陥った男
端から見たら
何とも無様で愚か
だけれど気持ちわかるよ
私もそうだった
無視されて
暴言吐かれて
嘘をバラまかれても
「私が我慢すれば…尽くせば…私がストレスの捌け口になれば、いつか彼は変わってくれる」
そう信じた
そう信じてモラハラに耐えてきた
お金だってロクなレッスンをしてもらえなくなっても払ってきた
騙された男も私にも
過去に幸せで
甘い時間があったんだ
大切にしたくもなるよね
私はバカだった
甘い夢に負けたんだ
共依存に落ちた私
本当は分かってるんだよ
「何をしてもコイツは離れないだろう。」
完全にナメられてた事
テレビの女詐欺師も
言ってた
「どうせ私から離れないと思ってました」
この騙された男と同じだ
惨めだよね 男も私も
そして男は反撃に出た
私はヤツから離れた
詐欺女は男を
オンナの目で見つめ
ヤツは度々
私の目の前に現れた
詐欺女は騙した男と
結婚すると告げ
ヤツは私を
獲物を見る目で見つめた
男はその詐欺師の
オンナの目には動じない 私もその自己愛の
獲物を見る目に動じない
もう分かってんだよ
騙された男も私も
女詐欺師やヤツの
あんたらの本性なんて
ホント都合いいよね
真実を突きつければ
知らない、分からない、お前は悪い…
話にならない
アンタは証言台に立った悪党政治家か?(笑)
テレビに出てた
女詐欺師と一緒じゃん
「責めながら優しくしてマインドコントロールすれば…好きだと言えばどうにかなるだろう」
楽観的だね?
ナメんな手遅れなんだよ
私はもうアンタのペットじゃない
詩人:チューリップの花束 | [投票][編集] |
世の中の実際の夫婦を見てみろよ?
夫をペットと思えばいいかな、くらいで我慢している妻もいるらしい
根幹で尊敬しあえる部分があれば、時に頭にくることがあってもいいけれど
本物の尊敬とは理解した上で初めて生じる念だろ?
没交渉じゃあ理解も何も始まらない
ペット語がわからなくても感情はわかるけど
かわいいということは見て判るけど
非常に深い相互理解には至らない
喩えるならそんなようなところだ
本当に犬を愛すれば犬語もわかるようになって互いの気持ちも読み取れる
それなのに、そんな観察や努力もなしに
無関心の同居人みたいな夫婦は多いと思う
それでも家族だから好きではあるんだろうね
それはそれで素晴らしいこと
むしろ気楽でいいことなのか
ちょっと寂しいなあって思う瞬間もあるけど
楽だからそれでいいのか
互いに全てを何もかも知ることは出来ないし
現実の夫婦ってそんなものなのだろう
詩人:チューリップの花束 | [投票][編集] |
現実的にどうなるとか
そういうことをそれ程問題にしていない
純愛ってそういうもんだろ
それより気持ちがあることが大事
大好きだしとても尊敬している
それでいいんです
そういうのがお互いにあるともっといい
もしもそうならば
これで十分です
阿呆みたいだけどね
詩人:どるとる | [投票][編集] |
校舎に落ちる影と 避雷針に突き刺さる太陽
校庭のデイドリーム 図書室のシェイクスピア
いにしえのプライドと
死神の好きな音楽
ゆらゆら夢の中をさまよい歩く
日曜日の 死にたくなる程の退屈よ
たとえば路地裏に渦巻く闇と
残されたいくつかの痛み
ただなんとなく
逆らっていたいのさ
ただ それとなく
浮いていたいのさ
あともう少し足りない言葉を
つなぎあわせて 切り刻んで
ただ いつになく
遊んでいたいのさ
ただ どことなく
冷めていたいのさ
この世界の都合に振り回されるなら
僕は誰かの足元に座る影になる。
詩人:どるとる | [投票][編集] |
落ちてくる太陽を両腕で 受け止めて
大きな心で 抱き抱えてしまおう
やたらカラフルで目が眩むような 色した翼を持っている
どこまでも行ける 打たれ弱い心さえどうにかすれば
窓の外にある 真っ白な空に描いた
世界はただ どこまでも難解だ
数字の海に溺れながら岸に這い上がる
夜はとっくに過ぎて
明け方の 光と交差するように潜む影
二つの思いを重ね合わせて作るのは
今日を生き抜くための小さな勇気
気ままなベクトルと溺愛してるパスカル
僕にはどうやらこの服は似合わない。
詩人:どるとる | [投票][編集] |
カールしたまつ毛の軌道に乗って
宙返りする 思惑はフライトショーの真っ最中
終わりのない円周率を 唱えながら
時計だけが 無賃金で働かされる
魅惑的な町通りを抜けて
飛行機は行く 七色に眩んだ世界を
空を逆さまにひっくり返すような
飛びかたで 威嚇する獣のように
ボールペンの試し書きのように
くるくると 空に描く線と円
そのまままっ逆さまのリズムで
落ちてく 夢の中へ急降下。
詩人:ユズル | [投票][編集] |
いつも そうだね
溜め込んで いやになって
此処に来る
憂鬱が たとえば
素敵な作品を生み出せるなら ねえ
なにかを 伝えたいんだね
まだ ぼくらは
伝えたくて 表現の海で
もがいてる
自分は ひとに 残りたくないのに
自分のうみだしたものは
残ってほしいって
変なの
詩人:どるとる | [投票][編集] |
せーので 歩き出した世界につま先から
着地してそのはずみで鳴ったささやくようなメロディ
愛とか 恋とかわからないまま
いつの間にか大人になった気がするよ
飼い猫はあくびばかりする 机の上の蚊取り線香
悩ましく渦巻いてる
最初から答えのない答え合わせだ
解答欄を埋めるのはどうせ
ありあわせの出来合いみたいな言い訳
少し遠くの目には見えない
線を 一息で飛び越えた今日に
僕は 大人になるより 大切なものを
手にした気がするよ
おかしいかなあ
笑われるかなあ
でもそれは次第に僕の 宝物のひとつになっていたりする
なんだっていいんだ多分 泣いてる君を笑わせることができるなら
それだけで魔法みたいだ
それ以上でもそれ以下でもない思いを
見せたり隠したり 出し惜しみしてる
立て付けのわるいベランダ側の窓
出し抜けの 一言 吹き抜けの廊下
無意味なことにも意味があるのなら
こうしてただ日付を並べ替えるだけの
日々にも いつしか明かりは灯るかな
足元に引いた線をスタートのラインにして
それを飛び越えられたらいいな
まだ見えないものばかりの僕の手のひらに灯る温もりは
いつか君がくれた
愛に似た 燈(ともしび)
寸足らずな僕をしっかりと倒れないように支えてくれる
もういいかい?
まだだよ
そんな声が近づいたり
遠のいたりする
夕暮れの道に咲いたほんの少しの微笑みは
気づかずにもらった小さなプレゼント
少し遠くの目には見えない
線を 一息で飛び越えた今日に
僕は 大人になるより 大切なものを
手にした気がするよ
おかしいかなあ
笑われるかなあ
でもそれは次第に僕の 宝物のひとつになっていたりする
ささやかながら生きる理由に なっていたりする。
詩人:どるとる | [投票][編集] |
太陽が輝く世界に 生まれた僕らは
何時だって探してる生きるその意味を
泣き疲れて 途方に暮れたまま眠って
いくら笑っても足りなかったよ
引かれた線をはみ出せない自分が
いつも 線の内側を泣きながら歩いてる
抱えた痛みと同じ数だけあるはずの
希望にも似た 喜びは束の間の麻酔
悲しみにやられないようにするための
痛み止めのようなその場しのぎの目眩まし
悲しみが 見えなくなったらきっと
僕らは笑う喜びも見えなくなるね
喜びはただ笑うためにあるんだよ
一時悲しみを忘れるための嗜好品
太陽という浮きが昇っては沈む
形もいまいちわからないけれど
丸みを帯びたイメージの輪郭を
指でかたどるようになぞって
そこにあるただの発光体を
希望の象徴のようにあげつらって
今を生きる 理由にしているんだ
それはまるで世界に太陽を描く言葉
魔法は使えなくたって不便はないよ
たとえば宇宙を計算式で表せても
僕はそんな答えなんて知りたくもない
大切なのは見えているものよりも
目には見えない光があたらない部分だ
世界のすべてが解き明かされたって
僕は信じるよそれはただの答えのひとつでしかないって
無数にある中の たったひとつの世界を
見つめている世界では夢なんか見れない
いつでも世界を 輝かせているのは
けっして目には見えないロマンチック
見に行こうか 数百万の太陽が
昇って沈んだそのあとの世界を
計算なんかする必要はないんだよ
言葉にすればきっと簡単だろう
でも敢えて言葉にしない世界を
裸の眼差しで見ていたいんだよ
ぼんやりした曖昧さに味わいがある
いくつの夜と朝を 繰り返しただろう
時計は創世から何周しただろう
そんなことを考えながら
アンモナイトの渦巻きを
ただ 何の企みもなく 見つめている
子供の瞳を 僕は見てる
そこにある僕らがいつか忘れてしまった光。
詩人:ヨワムシ | [投票][編集] |
記憶のかけら
ひとつ拾って
こんなに綺麗だと
はじめて気づく
割れてしまった
かけら達は
僕のどこかに
いるんだね
ひとつひとつ
輝いていて
ひとつひとつ
意味をもってる
もっともっと
大人になれたら
全部集めて
パズル作るよ
いくつかピースは
足りないだろう
それもまた
いいんじゃないかな
ちっぽけな悩みなら
ちっぽけと笑えばいい
どうしようもない悩みなら
どうしようもない諦めよう
ひとつひとつ
ピースなんだな
ひとつひとつ
僕なんだな
今日もまた
ひとつ忘れて
今日もまた
ひとつ見つかる
いつかすべて
忘れたときは
きっとパズルが
導いてくれる