| 詩人:猫の影 | [投票][編集] |
ファストフードを食べて、お酒を飲んで
いつもよりも遅くまで起きて夜空を見上げて
そうして少し悪い子供になった気分
そうして少しワガママになった気分
| 詩人:ユズル | [投票][編集] |
なぜ 透明なんだろう
錆と泥だらけで 詰まっていたもの
汚いマーブル ぐちゃぐちゃなもの
溶け出して 頬をすべるものは
なぜ 綺麗なんだろう
朱い こころの真ん中の
柔らかな 傷に 風が沁みる
背中を向けた 鉛色の自分が
真正面から 見つめてくる
なぜ 透明なんだろう
わたしはいっそ それになりたい
複雑なあやとりも 忙しないステップも
そのひと粒に なれるなら
流れ出したなら 綺麗になれるなら
あぁ
| 詩人:どるとる | [投票][編集] |
子供の頃に読んだ 図鑑の中にあった
星の名前と形を覚えた
今ではそんなことは記憶の底に沈んで思い出すこともないや
手にしただけの知識で賢くなった
でも本当に知りたいことだけは
いつも空欄のままなんだ
夜空の遠くに打ち上がる夏の日の
色とりどりの花火がただの火薬でも
正体なんてきっとどうでもいい
僕らはその美しさに見惚れてるんだ
夜空に大輪の花がパッと咲く
今だけは素直になれそうな気がする
好きな気持ちを言葉にすること
単純なことなのに難しい
どうしても自分に自信が持てなくて畏まってしまうよ
他の人にはない自分だけの特別を
僕は持っているだろうか
目を閉じて考えているんだ
喧騒の中を 縫うように歩く
君の手を引いて 人混みをかいくぐる
やっと人混みを抜けると手を離した
言葉はなくても 言いたいことがわかる
幸せそうに君は笑っていた
ふいに最後の花火が上がる
首筋に伝う汗も 二人で分けあって
代わる代わる飲んだラムネも
容赦なく注がれる陽射しにぼやかされ
すべてが思い出になる
夜空の遠くに打ち上がる夏の日の
色とりどりの花火がただの火薬でも
正体なんてきっとどうでもいい
僕らはその美しさに見惚れてるんだ
夜空に大輪の花がパッと咲く
今だけは素直になれそうな気がする
好きと言えないかわりに
小さく 笑って見せたよ。
| 詩人:どるとる | [投票][編集] |
走り出した道の上 あんなに遠くに
雲は浮かび実に気持ち良さそうだなあ
大きな口を開けて開口一番まず何を叫ぼうかな
バケモノのふりして柄じゃないのに君の名を呼んでみる
折角ここに生まれてきたんだ
誰かを愛したっていいだろう
生まれもった傷跡ごと愛してくれよ
もっと高く 飛びたいっていうなら肩車してあげよう
世界でたったひとつの展望台の完成だ
「そこからの眺めはどうだい?」
独断と偏見で世界を見渡したら
随分、不必要なものを抱えすぎている
大袈裟な 夢を語って
思いを 声にしようか
正しくもない 間違ってもない どっちつかずの半端な存在
折角の血肉体をどう使おうかなあ
誰かを 愛するために使えたなら
流れる涙も温かい灯火になる
長い長い夜が明けてゆく また振り出しからのスタートだ
繋いだ手は嫌がったって離さない
「君は僕の命を分けた存在だから」
醜く毛羽だったような 二の腕を持った僕が
大粒の涙をこぼすとき
優しい光が 心の闇を消してゆく
やっと気づいたんだ あなたが僕を 今まで愛してくれたその意味に
折角ここに生まれてきたんだ
誰かを愛したっていいだろう
生まれもった傷跡ごと愛してくれよ
もっと高く 飛びたいっていうなら肩車してあげよう
世界でたったひとつの展望台の完成だ
「そこからの眺めはどうだい?」
| 詩人:里雨夜 | [投票][編集] |
歳を重ねることに抗うのではなく
歳を重ねることを楽しみとするような人生を送りたい
若い頃を懐かしみ
子供や孫に物語を読むように語れる
そんな母親にそして祖母になりたい
10y
| 詩人:どるとる | [投票][編集] |
言葉の角が尖って大切な人たちを傷つける
僕の言葉は言葉というには甚だしい
そうやって 重ねてきた過ちを
今さら悔やんでる
負債に追われて
受け流す 傘もなく
よるべもなく
眠れない真夜中
月にさえ背を向けて
ちっとも笑えないや
よくある ドラマの最後を飾るラストシーン
ハッピーエンドにもつれ込む
わかりきった あらすじは滑稽だ
退屈であくびが出る
でも涙も流れる
くだけ散った星の
かけらが胸に刺さって
街を涙に沈める
月にさえそっぽ向かれて 寂しいや
たよりの明かり ひとつないから
ちょっとだけ ずるをしたいなあ
でも あんなに月に輝かれちゃ
悪さなんて 出来ないや
受け流す 傘もなく
よるべもなく
眠れない真夜中
月にさえ背を向けて
ちっとも笑えないや
この 行き場のない思いを 運ぶ船になって
さよならの街まで 涙と手をつないで旅に出る。
| 詩人:どるとる | [投票][編集] |
大人になるつれてただでは人を信じれなくなった
思春期といえば聞こえはいいが 所詮わがままの亜種だろう
許され続けてきた 罪がやがて
子供を脱した僕らを待ってましたとばかりに
責めの体勢に入る
子供の頃は 当然のように 許されてきた
でも今は責任という言葉から逃げるだけ
様々なしがらみ 様々な運命
色までついた鮮やかな レッドカード。
| 詩人:♪羽音♪ | [投票][編集] |
行きたい場所がある
急な坂を上り
いかがわしいお店を
通り抜けた先にある
異国の空間
薄暗い曇りガラスから
光と音楽が零れる
ドキドキしながら
ドアノブに手を掛けると
懐かしい音たちが
雪崩れ込んだ
二階に上がって
お気に入りの席に座る
横に目を向けると
そこにはキラキラ光るシャンデリア
正面には巨大アンプ
レコードが回るように
珈琲を銀スプーンで
クルクル
一瞬時がとまって
目をつぶり音と味を
味わう
ふと気がづけば
外は暗くなっていた
そこには冷えた珈琲と
隣の人の残った煙草の煙が立ち上る
空には異国の月が
のぼっていた
| 詩人:♪羽音♪ | [投票][編集] |
一人のアサシンと出会った
心の暗殺者
私はそんな彼の傍に
ずっと居て
ずっと見てきたから
貴方の手口が
手に取るように分かるの
なぜだと思う?
ほんとうは私も
同じだから…
でもね無駄な殺し合いは嫌い
互いに化かし合いつつ
心を蝕んでいくなんて
同じアサシンで
同等の力関係なのにね
きっと向かうところが同じだったならば
協力しあえたでしょう
尊敬する者同士
愛する者同士ね
同じ空間を愛する者
似たもの同士ならば
互いの手は熟知していた筈よ
自分の能力を過信すれば
必ず足元を掬われる日が来る
暗殺者は暗殺者を
殺せない
心に巣くおうなんて
考えないことだ
彼は孤独に怯えた
私は孤独を愛した
憎しみも苦しみも
強さになった
土砂降りの雨の中
傘も差さずに空を見上げる
人はみな無関心
雑踏のなか誰も彼もが
通り過ぎていく
そんな中で女は
雨のシャワーで
悲しみの全てと心を
洗い流した
| 詩人:どるとる | [投票][編集] |
土星の輪に引っかけた数行のレクイエム
常に心は字余り 輪投げは得意なのになあ
なぜなぜ坊やになってしまうよ
それぞれの朝に光を届ける
夜と朝のギリギリの境目 その瞬間の
曖昧なラインに 僕は立っていたい
飛んだり跳ねたり繰り返してきたよ
今の今まで わかりきった答え合わせだ
それでも 時間通りに散歩に出る猫の
瞳に映るまっさらな空を眺めていたいよ
何度でも 振り出しに戻っては
またそこから せっせと歩き出す
すべての終わりがすべてのはじまり
今から生まれ変わるよ昨日より少しだけ新しい世界に。