| 詩人:矢野元晴。 | [投票][編集] |
ただ
隣に居られるだけでよかった
僕からは連絡できない
来ないはずの連絡を待つばかり
君のことを想うと眠れない
この先、君以上に好きになれることは
無いと思う
| 詩人:IKUMI | [投票][編集] |
やっと恋愛できたと思えた。
でも…
この身体が邪魔をする。
私にはきっと恋愛なんてできない。
お見舞い内緒で庭に来てくれて、
ギターで私の好きな曲を弾いてくれて
歌って?って言ってくれて…
子供堕ろした事も
確かに殺したかもしれない。
けど、全部自分が悪い訳じゃないよ。
巻き込まれただけだと思いなよ。
そう新しい考えをくれた人だった。
けど…
子供好きな彼とは一緒にいては
いけないんだ。
私は産めないから。
産めても可愛がれるかわからないから。
私には彼を愛する自信も勇気も余裕も
きっとないんだよ…
孤独なあなたを孤独な私が
愛してはいけない。
あなたをこれ以上…
孤独な思いをさせてはいけない。
私なんかより、
歩み寄ってくれる人を探して
幸せになって下さい。
普通で身体が健康な女の子と
幸せになって下さい。
私にはできないから…
| 詩人:どるとる | [投票][編集] |
真夏の太陽光線が降り注ぐ 雨のように
水しぶきを 撒き散らす噴水が描いた虹
真昼の公園 30度を越える猛暑
汗ばんだシャツは洗濯機に放り投げた
やかましいほどの蝉しぐれから逃げ惑い
たどり着いた静かな神社 赤い鳥居
大きな木で いつまでも鬼を待っている。
| 詩人:どるとる | [投票][編集] |
意味もなく ささったままのコンセント
一瞥するだけで見渡せるだけの狭い部屋に憩う
手をつないだり離したりするだけの
つまらない上にありふれた日々が過ぎる
逃げるように 遠ざかる 時計の針を
追いかけても 捕まえられないのさ
誰かにとって 何気ない時間も
ほかの誰かにはきっと かけがえのない時間で
あっという間になくなるこの ちっぽけな数分が 熱いコーヒーの中で溶ける砂糖の役割を果たすなら
甘さはまだ 余韻のように僕を 幸せから解き放たず
路地裏に 落ちる光と影の対比
猫のあくびと まだ解き明かされてない 宇宙の不思議
雑誌の付録に 残念がる君を眺めているこの時間もまた 味わい深いものがある
レコードは回る 盤面に刻まれた コードを読みながら メロディがあふれる
曖昧だった感情が少しずつ色を 帯びてくのを どこかで 感じながら
今だけは 時間が止まってほしいと 願う
容易にコーヒーを 軽く二三杯は飲めてしまえる数分で ささやく愛は
いまだかつてない 酸味を残すから 恍惚の表情で 受けて立とう
星のような輝く言葉探してる その途中で出会った二人は
いつの間にか 同じ空を見上げて 誓いあったよ
誰かにとって 何気ない時間も
ほかの誰かにはきっと かけがえのない時間で
あっという間になくなるこの ちっぽけな数分が 熱いコーヒーの中で溶ける砂糖の役割を果たすなら
甘さはまだ 余韻のように僕を 幸せから解き放たず。
| 詩人:どるとる | [投票][編集] |
回る土星の輪っか論文に追われる日々
遠くから眺めるのと間近で見るのは 大違い
形は変わるよ 本当も嘘も
ピエロになってみるのもいいね
つまらない愛を歌って
指先絡める 情熱のフラメンコ
羽を抱く天使のシルエット
荒川アンダーブリッジを読んで
息つく暇もなく課せられる宿題のお相手をする
冷静と情熱の対比 横浜ベイブリッジとタピオカミルクティ
かけがえのない数分
せわしない日常描写
ああ世界を構築 今はまだ 小さな夢
まるで ひとつにならない 感性。
| 詩人:どるとる | [投票][編集] |
ポケットに空いた穴から覗いた空を
イメージの絵の具できれいに染めて
写真のような風景を描き出す
指先で広げるアンダーグラウンド
駅前通りの 喧騒もまたいいけれど
何もない 田畑を走る電車から見る景色もまたいい
名前のない 感情がフラフープの軌道を描いて
波紋のように 扇状に広がっては縮こまる。
| 詩人:どるとる | [投票][編集] |
曖昧だった世界の縮尺は
いつかうやむやになって
流れ星の軌道に乗って
振り子運動みたいに 絶えず繰り返すループの上を歩く
どこにも行かないで と握りしめた
手の温度だけで 悲しみなんか 飛び越えて
また 朝にたどり着ける
夜明けの街に 落ちた目映いばかりの光
まるで それは 卵を割り落とすような
かき混ぜて マーブル模様 ほらもう
何が正しいのかさえわからなくなったよ
だから、最初からやり直しだ今日も
延長線上に 浮かぶ仮説
筋道を立ててさあ計算しよう
口笛の矛先へと消えるくらいなら
ありふれた毎日の何気ない風景を染める色になりたい
モルタルの廊下と埃舞う教室の 対比
給水タンクと 校庭のデイドリーム
手と手を 合わせ祈るなら ひび割れた
隙間から光を射して隠れた朝を呼ぶよ
踏み込むアクセルは景色に線を走らせて
今までの概念を軽く笑い飛ばすほどだ
最初から中身の知れた卵に過ぎない
黄身と白身を より分けて
正しさと間違いを分別するように
差別したなら 黒と白でもない
黄色い僕らは 行き場なんかない
世界から のけ者にされたまま
いつまでも 羨ましそうに 殻の外からイメージで眺めてる
夜明けの街に 落ちた目映いばかりの光
まるで それは 卵を割り落とすような
かき混ぜて マーブル模様 ほらもう
何が正しいのかさえわからなくなったよ
だから、最初からやり直しだ今日も
開ける前から同じ朝でも 目覚めるたびに昨日より少しだけ新しい世界
まっさらなシャツに腕を通す気持ち。
| 詩人:さみだれ | [投票][編集] |
天変地異の雑音を聞きながら
歩く雲の上が果てしなく遠い
こんなにも遅かったのかと
わが足を呪ったりもした
私は青空を見ることに飽きて
さらに向こうの星を見た
当然誰もいないその星を
静かだと思い込んで
光を失った脳を
心へと下げてきたけれど
彼は無機質だった
それが悲しいと思うことを
不思議なことに忘れていたんだ
世界のどこかで
手を持つ人がいる
温度など感じないほど
祈っているんだ
世界のどこかで
幸せを生んだ人がいる
心まで空気に混ざって
祈っているんだ
この星は重たいんだって
ようやく私は知ることができた
誰もいないこの星で