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[190983] 日はまた登る
詩人:清彦 [投票][編集]

沈んでいたはずの太陽が再び空を

込み上げてくる歓びで満たすように

やっぱり、何度でも

僕は生まれ変わるんだよなぁ



雲は自由自在に見えて

実は風と追いかけっこ

街はきらびやかに光って

毎日がお祭り騒ぎ



当たり前のように流れ流れる

人も時間も音楽も

移り行くグラデーションの模様


なんだ!

僕たちも雲と同じじゃないか


初めっから違っていた解答

この世は悲劇なんかじゃない



ひまわりがまた

太陽を見つめているよ


何度だって何度だって

僕は何処にでも行ける


随分と片付いた部屋の端で

あの日のぬいぐるみニッコリ


いつまでも変わらない

純粋な歓びそれ自体が

僕の世界を満たしていく

2016/02/24 03:39



[190982] 不必要。
詩人:IKUMI [投票][編集]



彼氏なんていらない。



いつからそう思ったんだろう。



久しぶりにこんな風に思った。



どうせ裏切る生き物だから。
嘘を吐く生き物だから。



そんな風にしか思えなくなったのは
去年からだった。



一人でいい。
一人は楽。



そんな風に思う私は変かな?



彼氏、彼女ができないからと言って
捻くれる人達いるけど…



理由が分からない。



まぁ、それぞれ価値観が違うから
仕方ないけど…



私には不必要だよ。

2016/02/24 00:38



[190981] 火曜日の就寝前
詩人:里雨夜 [投票][編集]


歳を重ねて

時の流れが早く感じる

1ヶ月を思い返すと

記憶があまりにも曖昧で

自分の脳みそが不安


そういえば

感情が伴う場面がどれだけあっただろうか

疑問が浮かび胸に問う


仕事のせいにして心を閉ざしていた自分


不安視しなければならなかったのは
記憶力ではなく人間力


感情が記憶を作り
感情が人生を豊かにする

そんな気がする

2016/02/23 22:21



[190980] 変わりたいから
詩人:里雨夜 [投票][編集]

気分を変えるためにカタチから変えてみる

哀しい暗い気持ちを
長い髪と一緒にバッサリ切るとか

黒ずんできた筆箱を
明るい色にして少しでも勉強にやる気をだすとか



カタチだけ変えても,,,と言う人もいるけど
確かに根本的なことは変わっていないかもしれないけど

気持ちを切り替えることはなかなか難しいから

まずは変えられるところから
変えやすいところから変えるのも

有りだと思わない?

2016/02/23 12:09



[190979] 匿名希望
詩人:どるとる [投票][編集]


名前もない思いが街灯に照らされて浮かんでは消える

まばたきしたら 今にも消えてしまいそうな

かすかな輪郭でぼやけながらやっとそこにいる

僕は大多数の中の たった一人の人で

目立つつもりもないけれど
存在する一人として

声を 上げて叫ぶんだ
笑っている 泣いている
確かに生きている

雑踏の中から 足音を紛らせて 身を縮ませて生きている

匿名希望と書いた 掲示板のスレ
顔の見えない会話

安い言葉で 繋がったように 思い込んで孤独を否定する

僕は 命ある一人の人として 立っていたい

生まれ持った名前を 誇りにできるかい?

空を見上げて みるんだ
迷いながら 悩みながら
確かに 生きている

どこに向かっているのだろう
宛もなくめぼしい夢もない旅だ
それでも

僕は大多数の中の たった一人の人で

目立つつもりもないけれど
存在する一人として

声を 上げて叫ぶんだ
笑っている 泣いている
確かに生きている。

2016/02/23 00:48

[190978] ある死刑囚の手記
詩人:どるとる [投票][編集]


どうしようもない出来事があっても
幼いときなら 笑い飛ばせただろう

なにがしかの理由で僕はこわれて
命を奪って未来まで奪った

最後に手紙を残すとしたら
どんな 言葉を遺族に残すだろう

謝罪も贖罪も 多分今さら 遅くて

ただ言葉は雨のようにすり抜けるだけ

ならば せめて 真っ白な心に綴るのは

もういない君と僕の冥福を望むこと

たとえば僕が 悪なら大多数は正義で
責められるのは仕方ないと思うよ

どうでもいいようなことばかりが
取り沙汰される世の中で

愛なんて 多分きれいごとなんだろう
でも、流れた涙には悪気はないのさ

恐いのかなあ 悲しいのかなあ
どんな気持ちであなたはいるのか

死刑は 必要か否かなんて今さら遅くて

与えられる罰は 罪に対しての結果で

犯した罪が重いほどまた 罰も重くて

そこに 差別はなく「判決」が下るだけ

なぜ人を あやめるのかなんて
今さら多分遅くて

大多数のあなたが 思うことも
わからないままだ

「罪を犯す理由があれば」
僕もまた 同じ気持ちになってしまうのか

そう思いながら 傍目から見てる

謝罪も贖罪も 多分今さら 遅くて

ただ言葉は雨のようにすり抜けるだけ

ならば せめて 真っ白な心に綴るのは

もういない君と僕の冥福を望むこと

僕のような 人間がこれ以上
増えないように 願うこと。

2016/02/22 23:59



[190977] 365日の観覧車
詩人:どるとる [投票][編集]

流れる景色を 数秒ごとに刻むポラロイド
まばたきのシャッターがゆっくり降りて
今この時を 閉じ込める

絵はがきにあるような 素敵な景色を
探しに行く 宛のない旅の夜明け

僕らは思い思いに それぞれの明日を目指す

今はまだ夢だって下書きの段階だけど

一周365日の 観覧車から見る世界は

少しずつだけど変わってゆくよ

あざやかに 大人になる 僕を

地上で大人の僕が待っている

移り変わる季節を 染める色の儚さを
指でなぞって 悩ましく溜め息ひとつ
会いたい気持ちをあたためていた

舞うように降る 桜の花びらを
何度も思い出すことができたならいいな

振り返るだけで笑ってしまう思い出を 持っているかい?

今はまだ 蕾のままの思いも咲く時を知る

一年365日の 時間の中を 駆け巡る思いは

あなたへと届くだろうか

少し大袈裟な愛を込めて

この空の下 呼ぶ声はあなたを探してる

二人の思いは 別々の場所で今日も
変わらないまま生きている

ほら 大したことは言えないけれど
届けよう ありふれた愛の言葉

一周365日の 観覧車から見る世界は

少しずつだけど変わってゆくよ

あざやかに 大人になる 僕を

地上で大人の僕が待っている

その隣には大人になった君がいる。

2016/02/26 12:11



[190976] シンデレラヒロイン
詩人:どるとる [投票][編集]


おいで星空の舞台の上へ
世界が待っていたヒロインは君さ

スカートが 風に踊る 春の陽気に誘われ
僕は 自転車で 駆け抜ける

まばたきするのももったいないくらい
目が離せないよ 一瞬一瞬が輝いている

僕の物語には欠かせない 君はまちがいなく
ガラスの靴の 持ち主

時計が12時を 示すまではまだ
時間があるよ

カボチャの馬車に乗っておいで

おいで星空の舞台の上へ
世界が待っていたヒロインは君さ

夜の真ん中で 月明かりをスポットライトに
可憐に踊る君は

シンデレラにも勝るとも劣らないヒロインさ。

2016/02/22 22:46



[190975] 窓向かいの眺め
詩人:どるとる [投票][編集]


久しぶりに泣いたのは いつのことだったか

一切の光を受け付けない心は 雨に打たれたよう

今日と明日の間に死が笑う

待ちくたびれたような
終わりのない 待ち合わせはいつまで
退屈な時間を 僕に与えるのか

いつまでもわからないものは 残されて

真っ白な頭に浮かぶ 見えない明日の世界

灰皿の上で悩ましく煙を立てる 吸殻

社会の縮図のように広がる
窓向かいの眺め

しとしとと 降る雨が濡らす 手足を

路地裏のレジスタンス
憂鬱な 界隈
割りきれない 毎日

幸せはまもなく死んだ。

2016/02/22 21:26



[190974] 飛び込み台から落ちるリズム
詩人:どるとる [投票][編集]


水の流れ落ちる したたる雨の音が跳ねる

人混みに酔いながら僕は帰路に着いた

ああ どこにも居場所なんかない

終わりを目指すだけの旅だから

より素敵なエピローグを探してる

宛もない想像は 時に泡沫のように

この体を 溶かす酸性の液体になって

飛び込み台からまっ逆さまに落ちる

生と死の間際をさまよう危なげなリズムで

命を 断崖に立たせて
生きてる証を 確かめる

目をつむったまぶたの裏の 卑猥な思考

なまめかしいあなたの白い腕の痣

愛はさまよいながら泥濘に落ちてく

より魅惑的な 最期を探してる

とても ロマンチックなさよならなら

最期が赤く腫れた夕暮れの空なら

雨粒のように アスファルトに打たれて

瀬戸際の感覚に まっすぐ 突き進んでゆきたい

命に危機感を持たして
命の場所を確かめる

流れる 人波 追い越して
人のいない 場所まで
僕は消える
あとには ただ 静かな夜が

宛もない想像は 時に泡沫のように

この体を 溶かす酸性の液体になって

飛び込み台からまっ逆さまに落ちる

生と死の間際をさまよう危なげなリズムで

命を 断崖に立たせて
生きてる証を 確かめる。

2016/02/22 21:10
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