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[197713] かえし
詩人:カクレクマノミ [投票][編集]

意気揚々と走り出して
疲れてもないのに眠ったような顔

道の草は青々と生い茂り
脇にいるのは意識の無いただの老人

切迫もひっ迫も誰かの足を引っ張る一方で
目に見えないこれを愛というのだろうか

一旦我に返ったときに
見えるのは誰の何だ

幸せを考えたら
自分以外と言えたら

僅か数センチの先に
涅槃があるとでも言うのか

変な本を買った
宇宙の法則だの、うんたらかんたら

答えを垣間見たはずで
手放してしまう六行目の芯

2022/08/18 00:25



[197712] フラストレーションU
詩人:beet [投票][編集]

一生懸命書いても評価されず
自分の中では良い出来でも評価されず

自分が一所懸命やっても、美味しいところを持っていかれ
あれが駄目、これが駄目
がんじがらめ

自己保身ってそんなに大事なのか?
全く楽しくない



電車の中で人の迷惑考えず
足組む奴がいる

ガラガラだからって
ボックスシートに足を投げ出す奴がいる
 
マナーって言葉知らないのか?
全く楽しくない

全部冗談
顔だけにして欲しい

2022/08/19 01:22



[197706] かれの世
詩人:孤 花 [投票][編集]

二人の笑顔がアルバムに沢山 
流石に見返すことはなかったけど
幸せはちゃんと思い出に残っていて
思い出せばくすっと笑えたの

辛いことも沢山あったけど
幸せなことも沢山あった
私のこと好きだったよね
私も、あなたが好きだった 

そう思っていたけど
今となっては自信がなくなったよ

よくある別れ
どうしても乗り越えられなかった壁を
仕方ないと納得していた
そのつもりだったよ

テレパシーを信じていた私が無力だなって思う
テレパシーに乗せて思いが届くなんていう妄想で
ずっと慰めていられたから

この世ですべてを伝えなければいけないのだと
思い知ったよ
伝えたいことがあったなら
言い残しちゃだめだと

もう絶対に届かない言葉を
背負って生きていくの

テレパシーを信じた私は
間違っていたって思い知らされているよ
会いたいって念じても意味がないの

いつもと違う顔の君が
一流の空気をまとっていて格好良くて緊張するから
会いに行けなかった
付き合ってるのにおかしいけど
声もかけずにこっそり覗いた時の
あなたの働く姿が目に焼き付いてる

もうどんなに勇気を出しても
あの駅に降りて
あの公園を越えて
二人で歩いた道を 一人で歩いて
あなたの家に行ったとしても

もう二度と会えないの

ただただ
あなたがずっと
幸せだったと信じてる

2022/08/10 00:42



[197700] ドーナツと笑顔
詩人:EASY [投票][編集]

笑顔はドーナツが好きだ


これは普通の告白で
琥珀色の告白だ

駄洒落とじゃれるくらいのもんさ
何がと言えば人生が


荷物は軽い方がいい
楽しい方がいいみたいに


つまんない方がいいのは
我が儘だよ

肩を揉んであげるから
そこに座ってよ


プロじゃないのに
プロみたいに

君の肩に
肘を突き立てて笑うよ


ドーナツは買い忘れたけど
目を閉じてよ、ドーナツの味がするから

2022/08/03 21:40



[197698] きっと叶えられるから
詩人:小さな貝がら [投票][編集]

鳥かごの中の鳥じゃない
この空に飛び立ちたい
今は未熟で
羽がなくても

いつかいつか
一生懸命生きている
君を見てる人がいるよ

いつかいつか
神様がつけてくれるよ
誰よりもね素敵な羽を

君の可能性
鳥かごなんかから
飛び出せ

鳥かごの中の鳥じゃない
この空に飛び立つんだ

ただ、強く強く
強く思おう

きっと叶えられるから

By 音無詞 詩(小さな貝がら)

2022/07/31 20:54

[197697] 盲目の人に
詩人:遥 カズナ [投票][編集]

夕焼けは

例えるなら
水蜜桃の甘さのよう
母の背中の匂いのよう
失われた
大切な手紙のよう

それらが
すべすべとした
一枚一枚の
いきいきとした花びらとなって
くっきりとした
両の手いっぱいの
掬い上げた感触を
力いっぱい
頭上へと放り上げると
全身に香りいっぱいで
はらはらと
ふりそそいでくれるのに
再び
掴もうとしても
すりぬけていくような
そんな
しかたのない
気持ちになる

2024/03/02 19:45



[197692] 白内障
詩人:あいる [投票][編集]

ボクは風景の一部として捉えられていく
思い出せない快楽は頭の隅に座礁してる

その成果を頬張るのは、朱色を吐き出す海か、
片想いを催してる月くらいのもんだ

いつの間に汚れてた白いシャツ
いっそパレットのように生きれたらな

何気なく朝刊に穴を開けて世界を覗いた
濁りのない銀河のような眼で

2022/07/28 15:26



[197691] 変われない
詩人:ホワイト [投票][編集]

何人たべても
この
心は満たされず

呼べばすぐ
そばに
来てくれる人はいるのに

1人じゃないのに
なんで
こんなにも
1人なの

色んなタイプの
人と
繋がっても

あげるモノも無いし
即物的な快楽が1番分かりやすく
あげやすい

いや 違うな
快楽だけしか求めていなかったのは
こちらの方か

後腐れない関係
本気だよと言われても
プロポーズされても

何人たべても
満たされないけど
誰でもいい そばにいて

2022/07/28 12:25



[197689] 再生
詩人:遥 カズナ [投票][編集]

きれいだな

剥がし忘れて
よれよれの絆創膏が
とれて
傷口が
すっかりと治ってた

きれいに

部屋干しばかりして
臭かった衣類も
煮沸して乾かすと
いい匂いになった

すがすがしい
ものだよ
なにもかも
たいしたこともなく
なにもかも
私が
まわりくどく
してしまっていた
だけだから









2022/07/24 21:48



[197688] 自由作戦
詩人:EASY [投票][編集]

真夜中のブランコが
風に吹かれたら連絡をしてくれ

その時上を見上げれば
星が満天だ


そしたら次は、お前に合図する

初恋の時に見た自動販売機の光りの
淡さを想い出してくれ

親の背中と、お前の切なさに
集中するんだ


初めて貰った給料の使い道を
或いはその使い方に

想いを寄せるんだ

そして、そんなどうでもいいことを
ゴミ箱に捨てる

そうしてみてくれ


出来るだけ広い
砂浜に向かうんだ

それが無理なら想像してくれ

そこに沈む夕日を
眺めるんだ


それが美しいなら
それでいいし

それが悲しいなら
それはもっといいし


どれでもないなら、それが自由で
それ以外も、自由だ


その後、俺たちは
自由を持ち合って、ここで落ち合おう

2022/07/25 12:10
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