詩人:雪 刀寿 | [投票][編集] |
賠償金がつっかえる
社会の裏側にて
迷う根源
慰謝料
いろいろ言葉はあるが
姦通罪にも関与する
疲れとストレスが 満載の内面
社会人扱いしないボケプロが居る
詩人:EASY | [投票][編集] |
地球が回っている理由を
地球に聞かずに
数字を箱に閉じ込めて
方程式を解いている
これが最先端の
空気清浄機の作り方
株式会社の概要も
こんな感じの風貌だ
海ガメと陸ガメが
仲が良かったらいいと思う
手の形は違うけど
撫で方は一緒だし
冬の寒さを感じる為に
必要なことは
薄着でいる事よりは
撫でたいという気持ちだ
星が光るよりも前に
それを見る僕たちが先に
そこに立っている
気づけないくらい
ひっそりと咲いた
見つけられなかった
花みたいに
詩人:EASY | [投票][編集] |
羊使いより羊の方が
顔は可愛いだろ?
それを志望の動機にして
面接に受かる様な会社は
フィルターの汚ない暖房よりは
温かみがある
宇宙人の顔の形は
煮卵のそれとよく似てて
よく煮た煮卵ほど味が染みるのと
よく似ている
旅をする時は地図はない方がいい
でも、もっといいのは
地図があるのに
道に迷うことなんだぜ
やっと辿り着いた
クソみたいな宿の
クソみたいな飯ほど
旨いものはないから
詩人:最後の人類 | [投票][編集] |
『言葉の尾』
星の明かりを 目印にして
家を目指す 帰り道
言葉は死んだように役に立たず
町はいつか 僕を忘れて
君からもらった思い出も
消えてしまうかな
罪に汚されて
言葉の尾をつかんだ手が
あと少しのところで
離れてしまうのさ
だから、いつも何も言えないまま
僕らはここまで来てしまった
さよなら さよなら
さよなら どうすりゃいいんだろう
わからない
詩人:最後の人類 | [投票][編集] |
僕は夢を見ていた 君の夢を
もう会えないのに 君はまだ僕に笑いかけていた
手紙を残して消えた 君のことを憎むことはしたくないから
せめてこのまま いつか君が帰って来る日のために
部屋を片付けておこう
君がさんざん 下手だねって言った野菜の切り方も
上手くなったんだよ
この夢がもしも正夢ならば
もう一度君に会えるかな
君に会いたいな。
詩人:EASY | [投票][編集] |
耳を塞がないと聞こえないし
目を閉じないと見えない
そんなこと、普通だよ
それだけのものは
それだけの機能しか持たないんだ
自由って何だと思う?
自由に思っていいよ
それだけの機能に
縛られなくてもいいんだ
重力は肉体にしか
作用しないんだ
アインシュタインは天才で
時間を重力として扱った
僕たちは馬鹿だけど
馬鹿な方が
自由を体験できる
自由は難しい計算を
必要としないからね
詩人:EASY | [投票][編集] |
コントラストに魅せられて
欲望を粉にして吸い込む
それは地球への旅立ち
生きる為に
空の下で暮らし
生きる為に
空の上を眺める
雨乞いを神様に
唱えながら
愛する意味を神様に
唱えたりはしないんだ
その美しさは見つけづらい
それはまるで
四つ葉のクローバーみたいに
詩人:浜崎 智幸 | [投票][編集] |
──洗髪──
めを
とじているんだよ
つよく
なみだをこらえるときのように
まだ
とじているんだよ
きっと
じぶんをにくんだときのように
もう
めをあけていいよ
せかいは
おまえのものだから
ね
(点字による原文)
──せん°はつ──
めを
と゛しているん゛たよ
つよく
なみ゛たを こらえる ときのよーに
ま゛た
と゛しているん゛たよ
きっと
゛し゛ふんを にくん゛た ときのよーに
もー
めをあけていーよ
せかいわ
おまえのもの゛たから
ね