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[197445] 客観的な内面
詩人:雪 刀寿 [投票][編集]

人が入り雑じる社会
理論は度を越して
第三者から考える内面を四苦八苦させられている
機械がせつつく
急いで答えを出して欲しいと

君は君以外のなにものでもない
気晴らしし過ぎて分かって苦しむ
また苦しい
もう分かって来た

2021/12/22 08:14



[197444] 常とは常ならざるもの
詩人:アルバトロス [投票][編集]

通夜へ行く
帰る、そして風呂に入る
飯を食う
酒を飲む

非日常を日常に組み込んで
私は今日も生きている

2021/12/21 19:04



[197440] short trip
詩人:高級スプーンあと何年 [投票][編集]

足首まで海に浸かって
感じるエモーショナルは
略して気軽に口にできるほど
浅くはなくて

子どもの頃に作った秘密基地
誰かと分かち合ってさ
後から思い出して
みんなの前で
懐かしむセンチメンタル
それとは真逆の
秘して語らず
この感動は自分だけのものだ

本当は首元まで
いいや
頭からどっぷり
夜が更けていくように
深く深く沈んで
息も忘れて
抱いていたい

ふやけた足の指を見て
口元が緩むのを
肌で感じた
そこには何の
情緒もなくて冗長

弧を描く心臓
誰も知らない海の触感
誰にでもある内省の

2021/12/18 03:00



[197439] 北風
詩人:遥 カズナ [投票][編集]

深々と
深々と
首もとのマフラーに
鼻先を押し当てて
胸いっぱいに
吸い込んだ
冷たい空気を
耳にも聴こえながら
しっかりと
吐き出すと
いくらかでも
暖かな吐息が
首もとにまでに
広がって

このさき
どうにもならない
わけでもないような
どうにかなるような
そんな僅かな期待が
やっと
感じとれた

2021/12/19 17:02



[197437] 
詩人:EASY [投票][編集]

僕は花を探してる
君に花を見せると、笑うからだ

でも、今日は見つからない

そんな僕を見て君は笑った
その笑顔は、花みたい

2021/12/16 09:03

[197436] セメント
詩人:里雨夜 [投票][編集]


30を超えた今でも父の怒鳴り声が恐い

自分以外に向けられたものだとしても恐い



だから
いやいや期真っ只中の息子にヒヤヒヤする


私が間違いを隠しがちなのは
怒られたくないという恐怖からだと思う


息子や娘には私みたいにはなってほしくない

そう思っても
私も完璧ではないし人間だから
いら立ってしまうことも舌打ちしてしまうこともある

セメントが固まってしまえば穴は塞がらない

固まりきる前に少しは修復できるだろうか

2021/12/15 23:16



[197433] 〜時を超えて愛を生む物語〜
詩人:桜井 楓 [投票][編集]

あなたと暮らす毎日のなかで
最初は何も必要なかったんだ
嬉しくて 楽しくて
ただ いるだけで幸せだった

いつのまにか
少しずつ 何かを必要とするようになって
それを互いが求め合い 話し合い
時にぶつかり合うこともあった
幸せを必要としていたんだ

やがて 時々ひとりの部屋で
振り返ることもあって
何を求められているのか
そして 僕は何を求めようとしているのか
でも 分からない時もあった

人と人の関係性は
欲と欲の摩擦が生じるもの

あとどれくらい経てば
分かり合えるのだろうか
ふと そう思うことがあるけれど
最初は何も必要としていなかったはずだ
なぜ必要となったのかは
それ(いるだけで幸せ)を当たり前のように扱って
無いものにしてしまったからだろう

最期の時になって
どんな身になっていても
それ(いるだけで幸せ)をまた実感すること
でもそれは
最初の頃とは違う 
毎日という 長い月日という重みが
それ(いるだけで幸せ)を感じさせている
涙が溢れてくるのは
そのせいだろう

いまはまだ その最期ではなく まだ途中にいる
何が大事かなんて 言うまでもなく
思うまでもないはずなんだ
互いのなかの自分が邪魔をしなければ
何も遮るものはない そして
「好き」は続いていく
月日が経って 姿形が変われども
その根底にあるものは変わらないのだから



今日もあなたと暮らせることで幸せ



一途にときめく心を
昨日のことのように思えたなら
明日もきっとそう思えるだろう

素敵な日々を過ごす為に
ずっと続けていく為に
芽生えた愛は
そのままに…




2021/12/11 12:58



[197431] ぼくだ
詩人:EASY [投票][編集]

恐がらずに出ておいでよ
できる事なら猫みたいな顔をして

その方がかわいいのを
アインシュタインに教えたのは僕だ


夕日の暮れる頃、ここに来なよ
泣ける映画なんかを観た後に

その方が綺麗に見えるのを
コペルニクスに教えたのは僕だ


どうにもなんないって思っても
どうにかなったから、今がある訳じゃん

そんなこと1億回はみんな思ったよ
神様にそれを伝える時に

笑っていたのは僕だ

2021/12/10 08:46



[197430] 草むらのジャンプ
詩人:EASY [投票][編集]

色んな輝きたち
光らない光りがないことを

僕は誰よりも知っている


君は草むらでジャンプする
折れた足は気にしないで

痛みなんかちっぽけなことを
本当は知ってるから


やりたくない事はやらないでいいよ

子供じゃなくて、大人でいる為に
子供みたいになるんだよ

こんなジョークを差し込んでやらないと
陽の光りさえ差し込まない世の中さ


君は草むらでジャンプする
僕は誰よりもそれを

知ってるから

2021/12/10 08:27



[197425] 〜理想〜
詩人:桜井 楓 [投票][編集]



今以上 これ以上を求めていくには
何が必要なのかと 誰もが自問する

時が経つこの空間に
未だ知らないものに心が躍る
何をどうしたら 自分の形で
離層できるのだろうかと…

足早に過ぎ去った時間を
書き留めたノートで
理想の未来へと導き出してみれば
その刹那のなかに見えるものがあるはずだと

誰もがそこにおいては
夢幻の光


重く留まる事は許されない
無限の空間


そして…


夜明けの扉を開く時
新しい自分が始まる…



2021/12/03 15:22
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