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[197439] 北風
詩人:遥 カズナ [投票][編集]

深々と
深々と
首もとのマフラーに
鼻先を押し当てて
胸いっぱいに
吸い込んだ
冷たい空気を
耳にも聴こえながら
しっかりと
吐き出すと
いくらかでも
暖かな吐息が
首もとにまでに
広がって

このさき
どうにもならない
わけでもないような
どうにかなるような
そんな僅かな期待が
やっと
感じとれた

2021/12/19 17:02



[197437] 
詩人:EASY [投票][編集]

僕は花を探してる
君に花を見せると、笑うからだ

でも、今日は見つからない

そんな僕を見て君は笑った
その笑顔は、花みたい

2021/12/16 09:03



[197436] セメント
詩人:里雨夜 [投票][編集]


30を超えた今でも父の怒鳴り声が恐い

自分以外に向けられたものだとしても恐い



だから
いやいや期真っ只中の息子にヒヤヒヤする


私が間違いを隠しがちなのは
怒られたくないという恐怖からだと思う


息子や娘には私みたいにはなってほしくない

そう思っても
私も完璧ではないし人間だから
いら立ってしまうことも舌打ちしてしまうこともある

セメントが固まってしまえば穴は塞がらない

固まりきる前に少しは修復できるだろうか

2021/12/15 23:16



[197433] 〜時を超えて愛を生む物語〜
詩人:桜井 楓 [投票][編集]

あなたと暮らす毎日のなかで
最初は何も必要なかったんだ
嬉しくて 楽しくて
ただ いるだけで幸せだった

いつのまにか
少しずつ 何かを必要とするようになって
それを互いが求め合い 話し合い
時にぶつかり合うこともあった
幸せを必要としていたんだ

やがて 時々ひとりの部屋で
振り返ることもあって
何を求められているのか
そして 僕は何を求めようとしているのか
でも 分からない時もあった

人と人の関係性は
欲と欲の摩擦が生じるもの

あとどれくらい経てば
分かり合えるのだろうか
ふと そう思うことがあるけれど
最初は何も必要としていなかったはずだ
なぜ必要となったのかは
それ(いるだけで幸せ)を当たり前のように扱って
無いものにしてしまったからだろう

最期の時になって
どんな身になっていても
それ(いるだけで幸せ)をまた実感すること
でもそれは
最初の頃とは違う 
毎日という 長い月日という重みが
それ(いるだけで幸せ)を感じさせている
涙が溢れてくるのは
そのせいだろう

いまはまだ その最期ではなく まだ途中にいる
何が大事かなんて 言うまでもなく
思うまでもないはずなんだ
互いのなかの自分が邪魔をしなければ
何も遮るものはない そして
「好き」は続いていく
月日が経って 姿形が変われども
その根底にあるものは変わらないのだから



今日もあなたと暮らせることで幸せ



一途にときめく心を
昨日のことのように思えたなら
明日もきっとそう思えるだろう

素敵な日々を過ごす為に
ずっと続けていく為に
芽生えた愛は
そのままに…




2021/12/11 12:58



[197431] ぼくだ
詩人:EASY [投票][編集]

恐がらずに出ておいでよ
できる事なら猫みたいな顔をして

その方がかわいいのを
アインシュタインに教えたのは僕だ


夕日の暮れる頃、ここに来なよ
泣ける映画なんかを観た後に

その方が綺麗に見えるのを
コペルニクスに教えたのは僕だ


どうにもなんないって思っても
どうにかなったから、今がある訳じゃん

そんなこと1億回はみんな思ったよ
神様にそれを伝える時に

笑っていたのは僕だ

2021/12/10 08:46

[197430] 草むらのジャンプ
詩人:EASY [投票][編集]

色んな輝きたち
光らない光りがないことを

僕は誰よりも知っている


君は草むらでジャンプする
折れた足は気にしないで

痛みなんかちっぽけなことを
本当は知ってるから


やりたくない事はやらないでいいよ

子供じゃなくて、大人でいる為に
子供みたいになるんだよ

こんなジョークを差し込んでやらないと
陽の光りさえ差し込まない世の中さ


君は草むらでジャンプする
僕は誰よりもそれを

知ってるから

2021/12/10 08:27



[197425] 〜理想〜
詩人:桜井 楓 [投票][編集]



今以上 これ以上を求めていくには
何が必要なのかと 誰もが自問する

時が経つこの空間に
未だ知らないものに心が躍る
何をどうしたら 自分の形で
離層できるのだろうかと…

足早に過ぎ去った時間を
書き留めたノートで
理想の未来へと導き出してみれば
その刹那のなかに見えるものがあるはずだと

誰もがそこにおいては
夢幻の光


重く留まる事は許されない
無限の空間


そして…


夜明けの扉を開く時
新しい自分が始まる…



2021/12/03 15:22



[197421] 地球の真ん中が 人の生活の中心
詩人:雪 刀寿 [投票][編集]

私達は地球の真ん中に寄り添う
生活の全ては地球の中心が元

海も空も 山も
地球の真ん中にしたがって生きる


だから地球の中心の言い分をいつも聞く
足元に意識を置く

・寝転がるときの背中に意識を置く

二人の仲も地球の真ん中が取り為す

空は逃げる 追いかけても永久に届かない
栄養を無理に上にあげないで
地球の中心に、素直に惹かれるがままに


 脳裏も下に 気を付けて

2021/11/27 11:19



[197419] 〜気の持ち方は片手でもいいから〜
詩人:桜井 楓 [投票][編集]

キチンとやることを教えられてきた幼少期から思春期にかけて

そして それを一人前だとか
大人っぽくなっていくんだとか言う
型にはまったアラフォー以上の世代感

確かに
それはそれは重要なこと
型にはまったこの現代社会では

時にそれは弊害にもなる時がある


毎日どこかで誰かが悩んでいる
積もり積もって鬱々とする
解決しなくて自殺する時もある

キチンとやることを教えられた教育は
時には青少年たちの未来さえ消し
有望な若手を消し
リーダー的な存在の中堅、ベテランさえも消す

キチンとやろうとすれば
誰だって思い悩むもの
両手いっぱいに
いろんなものが溢れている


大雑把ではなかなか生きづらいこの世の中で

「キチンとやろうとするから悩むんだ」と

この言葉を持つだけでも

多くの人は救われるのではないか

そう思うこの頃である…








2021/11/26 04:43



[197418] ハンバーグ
詩人:EASY [投票][編集]

僕たちは時々ぶっ壊す
色んなものをごっちゃ混ぜにして

ハンバーグのタネをかき混ぜるみたいにして

悲しみとか楽しさとか苦しみとか切なさを
思いっきりこね混ぜる

そうするとさ、なんか丁度いい
なんかすごく案配のよい
なんか良くわからないけど
なんかとても食べたくなる
そんな味がするんだよ

2021/11/25 19:11
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