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[197318] 17時にて
詩人:理恵 [投票][編集]


西日の差し込むカフェのすみ
一人の客が出ていった
もうあとは厨房から聞こえる
食器のぶつかる音だけ


私は最初から一人だった
あの人も一人だった


ただ、肩の痛みが
本の世界に入ることを許さないから
私はあの人を見送っただけ


これがコロナ禍か、と感傷に浸るふりしても


私は一人だった
最初から一人だった


この世に生を受けたとき
誰と繋がっていたか思い出せない




光の沈むカフェの中は
不自然なほど落ち着いていた







2021.8.25.

2021/08/25 17:12



[197315] 視野
詩人:遥 カズナ [投票][編集]

仕事終わりには
よく

雲を眺める

この
世界の光景は
物質に光があたったとき
それぞれの特有の性質で
反射できる光の色が
そのものの色彩になる

夕暮れの雲は
白桃のようにも
それとも
グレーに近い紫陽花か

立ち止まって
空ばかり
眺めていると
通りすがりや
近所の誰かから
変わり者のように
見られているだろう

いや
なんでこんなにも壮厳で
どんな画家でも表現出来ない
ましてや文字になんて
しようもない
全天に描かれた
揺れ動く光と絵の具
色彩のプラネタリウムを
無視していられるのか
みんな
何を見ている

だとしても
どうして
俺は
いつもこうも
喧嘩腰なのか

きっと
被害妄想
なのだろう

夕映えの空
その美しさが
誰しもに
伝わっていないなんて
馬鹿げている

そんなわけはない

2021/09/01 23:31



[197313] きらーとまと
詩人:あいく [投票][編集]


葉も落ちて

まだ緑のトマト

我に似たり


【※日誌(21/08/14pm)より引っ越し】

2021/08/22 17:09



[197307] 自然現象の内面 あの世の内面
詩人:雪 刀寿 [投票][編集]

内面が命の主役
外の見せかけ関係は
どうでもいい

皆が苦しい今
人のせいに出来ない

自分の内面に有る社会愛を
悩む 憎悪に変える? 


裏切られては
甘く助かったり

なんや、よう分からん世


気が付いたら産まれ生き

本格的にあらがい、
身をよじる

風も日当たりも びしょ濡れ
暗闇に頬ゆるみ、
秘密を言わない社会の謎が
まだ分からないからこそ
期待しないから こわくない

死後にも内面が有るよ
なぜなら 空気と熱と湿気は かたまって動かされてるから
その間に私たちの内面がずっと在る

自然界にはお世話に成る
今からちゃんと自然界を
いつも気にして見ておく

空・海・山を
自然界の血のめぐりを
観察して考える

捏造都市には早めにサヨナラ

とことんだまされて泣かされた
やらせ機械化学・メディアなんか
ちゃんと見ない

2021/08/16 17:29



[197306] 深い内面 社会愛をとこまで許すか?
詩人:雪 刀寿 [投票][編集]

細く長く耐えて
内面をつちかう墓参りするあなた

細く狭く小さく、
中へ中へ入り込む

深く精神の荒い暴を そっと救い取る

詩を外国に訳して読んでもらったら、
そう言えば私たちも分かる って

新しい地球人の展開が始まり、

儲けもの 

心が 歴史と宇宙旅行

自然現象がぐんぐん膨らみ、

祖先の海・子孫の山空が
優雅に宿る

内面が面白くなって来た

歓迎が激しいのにすぐすねる都会は見限る

自然な世界だけにしぼる
やらせ捏造社会は見ない

宇宙は光と色
地球はびっしょり濡れた
海と川と暗がりだけ

シンプルな自然の深くに揺れる

2021/08/15 21:09

[197305] 頭も体も精神も悪い今を ちゃんと見よ
詩人:雪 刀寿 [投票][編集]

気象は異様 ズタズタに切り裂かれた空気
化学のために
工場とか兵器とか訳分からない持ち場
商売なんか、人を快感に笑わせながら
自分たちあきんどは苦しいのに
お金だけ握って地獄へ落ちるんだから
信用が無い
どんな信用取引してんだ?

2021/08/14 19:06



[197303] 〜喜びの衝動〜
詩人:桜井 楓 [投票][編集]

過ちを犯すこと
人は必ず間違える生き物

ただ それらを繰り返してはいけない

抑えきれない衝動がある時
何を思い浮かべても
それは盾にも壁にもならないこともある

やむを得ない

という時もあるけれど
やむを得ない時は
それまで持ち続けてた気持ちを思い返してみる
そして新たに芽生えた悪しきものをそっと風に乗せてみる

やむを得た時に
また今までの自分に戻れる

やむは止まる
やむを得ないは
止まれない

悲しみの顔を見たくはないのなら
自分自身の心の中を覗いてみようか

抑えきれない衝動の答えが
そこにある

その扉を開ける鍵が
心の中にある

巡り巡る日々のなかで
周りの人々全てが楽しそうに見える時

喜びの原点に回帰する

自分のそれはどこにあるのか
過去の思い出の中にあるものから
きっと見つかる

やむを得ない自分にさよなら
そして 今からの自分にありがとう

そして 喜びの衝動を笑顔を再び…





2021/08/14 00:21



[197290] 夏と台風と夕暮れの堤防の橋の下の感傷ist
詩人:鰐句 蘭丸 [投票][編集]

君を探してまたここに来た

ここにいるはずは無いのは間違いない

気がつけばここに来る

温暖低気圧が揃いも揃って台風三兄弟

週末の釣りの予定潰す気満々だな

君がいなくなったのはもう20年前になるね

噂では命を絶ったと聞く

本当は分からない

でも現実にもインターネットにも君の存在は無い

時々本気で君に助けを求める俺がいる

君が置いていった息子

これまで何度も行き場を無くして迷い続けた

その度に「君が居てくれたら」

でも全部俺ひとりで片付けた

でもやっぱり「君が居てくれたら」「君の息子も大人になったよ」

なんのわだかまりもなく見せてあげたい

君を探してここに来る

絶対いるはずは無いんだけどね

夕暮れの川の堤防の橋の下

軽トラの助手席にいつも積んでるPIGNOSEのギター

夕暮れに向かってクォーターチョーキングとピッキングハーモニクス


2021/08/06 19:52



[197288] 伝説・精神の反動
詩人:雪 刀寿 [投票][編集]

女が内面にとどまり
中世から 精神が恐怖
を繰り広げた

泥ドロした内臓神経のまま
愛したら憎しみが増殖する

社会は表殻をよく見せる
男は分かっていたから
のろわれた関係だった

クルマでびくつきながら幻惑を
かみしめる 

まぼろしじゃない 現実だ
と言い張るが

見守るのはあきれて無視する
誰も責任もてない、運命を投げた

人の間が開き 遠のく
孤独が不感症


集団電話・テレパシー
による ホンネ掘り起こし
闇で刃物にぎる皆

完全に悪魔のゼニを邪推させる
億とか兆とか、地球にすがる

政治はスタコラ
世界一周旅行へ逃げ


プラスチック体質が
なみだも乾き、痛まない不感症

深く考えないか?
浅く簡単に考えるな
広く他人をあてにして、
無駄な歳月を捨てている

他人と一緒に考えても分からない
気が散る
ひとりで深く考えて

今後は
女性が多様性を見させる
もう隣の真似してれば済むシステムは終わった
自分の精神を生きる

好き嫌い言う動物を脱して
全てに謝恩する
釣り合いが取れた人が増える



2021/08/07 12:36



[197286] 時計
詩人:猫のあし [投票][編集]

時間が過ぎていく中で

色んな事が変わっていく

変わる事は 寂しくなるけど

今だから 分かる事があって

今だから 出会えたものがあって

そのたび

僕はただ生きてきたんじゃない

意味があったんだって思える

人に誇れなくても

褒められなくても

今 僕に出来る事を

今だから 歩める道を

進めばいい

こんな僕を 必要としてくれる存在が

いるのだから

2021/07/31 20:48
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