詩人:雪 刀寿 | [投票][編集] |
ごり押ししても揃わない政経は
基準をまた変える
宇宙の無意識は眠っている
皆は 自然な心の深みを休ませ、不思議に思わない
そもそも人は 喜んでケンカするような馬鹿ではなかった、と
幸せという物の、現実の内容がちゃんと分かれば、皆の気はしっかり合う
無理した化学=自然破壊によって歪めた地球を、
宇宙を暴れ回るロボットに仕立てるな
素直な自然体に帰って、宇宙に溶け込んだほうが得策だ
社会の脳と目は、まぼろしを掘り過ぎてる
まやかしを飾り付け、蜃気楼に酔わせて、皆を骨抜きにした
それでも 誰もが最後は宇宙へ帰るんだな
そう つながってゆく計算に納得がいくようにしよう
詩人:EASY | [投票][編集] |
権力者たちが
恐れているのは
無力な人たちの
祈りであって
世界を征服するような
あらゆる兵器なんかじゃない
星が綺麗なのは
科学的なものじゃなく
無力な人たちの
祈りであって
効率利益に属したような
あらゆるロボットなんかじゃない
叶うべきものは
祈りじゃなく
無力さ故の
美しさであり
80年くらいの命を救うような
小さな世界の僕らじゃない
詩人:gof | [投票][編集] |
生きれば この世には
悲しみや陰口や苦しみが
溢れすぎているから
いつでも矢印は 自我に向けて
内在する無数の螺旋光
眩いくらいの色彩の海
もう手では触れられないノスタルジーは
すくいにも 哀しみにもなる
それでも確かにあった
あいしてる こいしてる
よいしれてる ひかんしてる
それすらみんな
大切で 儚くも 美しい キモチ
じぶんには やさしくしよう
そこから きみに湧き立つ愛が
うみだしていけるのだから
きみに かけるコトバが
うまれてくるのだから
いつか いつか いつか
そんな些細が
救済のユートピアになるのだから
詩人:雪 刀寿 | [投票][編集] |
他者を助ける かけつけ警護
自分だけを守ってりゃいいのではない
複雑な話をかきまぜる役目だな
第三者の横やりが専門の日本人
でも、政治の目的はみじんも進まない
世界はまとまらない 語り合わない
例え話にあきれる
意味が分からない
見ろ、太陽が地球を揺さぶる
もう太陽は待たない
月が乾いた 海を運べ
地球が学んだ処世術を見る
集団人形を演じながら
機械によって皆それぞれ 宇宙に心を合わせ
目をとじて瞑想する状態が 宇宙だ
詩人:雪 刀寿 | [投票][編集] |
夏をしかりつけて だまらせられる?
イライラする元気は、不幸だ
あわてる老人が気持ちを変えた
若い人は自分だけを見るしかない
世界がまとまらない
もう 動物をほこる人間は、あきらめろ
地球は、ゆるやかな爆発を50億年続け
いくらがんばっても、敵を作る愛は 半分しか生かせず
霊の恨みがこびりつく
愛と憎しみが追いかけっこする
熱エネルギーを閉じ、
静かに夜の中に入って 昔に帰れば、
自分の毒が消えるさ。
詩人:雪 刀寿 | [投票][編集] |
宇宙に人の言葉が通じる
人の方から歩み寄れ
はるか昔から
地球に居た
混血の多国籍人が、
今
宇宙社会に目覚めた
もう狭い国での
長い間の人間関係によって決まった
1〜3枚目役は すっかり変わる
都市時代の飾りに酔うな
甘えは剥ぎ脱ぎ、
宇宙の物質になって、外から見て
おもしろがれ
宇宙から地球をはかる
計算を語れ
詩人:遥 カズナ | [投票][編集] |
車で
朝の出勤途中
次男を学校近くで
降ろしたやさき
次男はドアを閉めながら
「あれは、生きものなのか」と
話しが途切れた
何の事なのか
車を発進させると
すぐに気がついた
仔猫が車道の中央に
横たわっていたのだ
十数秒程の光景
尻尾が
不自然に立ちながら
痙攣していたのであろう
震えていた
通りすがりながら
それを見下し
私しは見た
口からは血が吐き出され
その時の私の表情は
きっと
誰のどんな期待にも
こたえられない
次男は
勉強がとにかく苦手で
と言うよりも
ゲーム以外に関心が持てない性格で
長男は
いたって勉強に集中できる性格で
弟が勉強が出来ない分を
補ってくれる程
いやそんな訳はない
理由で彼らを
縛ってはいけない
けれど
理由は彼らを
おめこぼししたりは
してくれない
私のせいにされたくない
私は
そうじゃなくて
仔猫はただただ
道の向こう側へ
行きたかった
それだけなのだ
詩人:kaketen | [投票][編集] |
正しさを追い求めると闇にとらわれる
黒さを追い求めると光と対峙する
刻み込まれたDNAに描かれた文字を外していこう
いつでも自由に今を感じていて良いのだから
詩人:里雨夜 | [投票][編集] |
オギャーと生まれてくれた君
頑張ったね
お兄ちゃんに合わせて
なかなかゆったりしてあげられなかったけど
問題なく生まれてきてくれた
コロナ渦で
入院中はママしかいないけど
パパもじいじもばあばも
きっとお兄ちゃんも
会えるのを楽しみに待ってるよ
幸せになるために
一緒に大きくなろうね
詩人:里雨夜 | [投票][編集] |
同居家族が多くて仲良くさせてもらっているのは
恵まれていること
だけど
言えない本音は多くて
最近は
胸で喉元で抑えられていた言葉を
うまく飲み込めない
大変だけどかわいい子供たち
愛しいのは本当 でも 苛立つのも本当
大人に振り回されている子供たちは
癇癪を起こしても
笑顔で抱きついてきてくれる
自分は正しいのだろうか
子供たちは幸せなのだろうか
渦巻く疑問に答えが出るのは数十年後
凄惨なニュース
こんなかわいいのにと嘆く義母の横で
母親の気持ちに共感してしまう自分が恐ろしい
テレビ画面に写る容疑者は数年後の自分?
後悔や苛立ち
恐怖や虚無感
退いては寄せる波を大きく感じるのは
きっと五月病か梅雨のせい