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[197115] 本編へ
詩人:清彦 [投票][編集]

一旦、幕が降りた



気付いてみればいつも

ふとしたとき、全てがとっくに過去の話




あの娘の眩しい笑顔も

耐えられそうにない痛みも

記憶の狭間にぼんやりと揺れている


はずみで弾き続けたアドリブの曲みたいな

自由気ままでも、不完全な音色だったね


音楽も政治も経済も

慌ただしく絡まりながら流れ続けるんだ



ああ

死ぬときもこんな感じで

「まぁ良かったか」と頷きたい


長すぎた序章

本編はこれから





2021/03/28 11:41



[197112] ジャスミンの香りに誘われて
詩人:理恵 [投票][編集]

さらりと晴れた青空は
秋の気配を連れていました


知らぬ町のバス停で
ふわりと揺れた白い花
香るままに誘われて
カフェの椅子に腰かけて


ピアノの独白を聞きながら
ベランダで揺れるハンガーの
乾いた音も歌になる


針の壊れたコンパスを
ふと思い出した夕暮れ時
なくした路(みち)に戸惑っていた
ひつじ雲も泣き止んで


カップに漂うやすらぎが
じんわりと身体に染み込んでいく





2019.11.25.

2021/03/26 02:39



[197111] 形にならない
詩人:理恵 [投票][編集]


きいてください
私のおもいを
きいてください
私の叫びを

と、言いたいのに
肝心の内容は
言葉にならない

ただ ただ
うん うん

きいてほしいだけなのに

あの子がムカつくじゃなくて
あの子のココがムカつくとか
でも私の方がダメなところもあって

それを含めて
たくさん愚痴を言いたいのに

たくさんの愚痴が絡まって
言葉にならない





2021.3.26.

2021/03/26 02:36



[197106] うた
詩人:理恵 [投票][編集]



無理に形づくろうとして
足元ひっかけてすりむいた
痛くて痛くてたまらない
足ひきずりながら、歩いた夜


声の出し方も
ステップの踏み方も忘れちゃいないよ


ただ、誰かの顔色を窺いながら
うたううたに意味はあるのかい?


もどかしくも初々しいうたを
久しぶりに聞いたら
あの日に戻れるわけもなく
先に進んだ自分に気づいた


人間なんていつまで経ってもちっぽけだ
周りが完璧に見えるくらいには


心の中には
黒い塊だってある
あの日にすりむいた場所は
痣になってもう消えない


それでも歩いていくんだ
泣きたい夜には
うたに助けを求めて
うたえない夜には
別の道をさがして





2019.11.25.

2021/03/23 01:26



[197101] 風ヲ求者
詩人:あいく [投票][編集]

私が感じたい風は
たとえ時速100kmを
超えるスピードであっても
等速のままで走り続ける時に
感じるただ強い風ではなく
時速0kmから時速50kmに
加速していく中で
少しづつその圧を強めるような
そんな風なのです
そのためならば
私は今あるスピードをすてて
立ち止まっても
かまわないと思います。。。

2021/03/15 13:58

[197098] 再燃
詩人:ゆぅ [投票][編集]

数ヶ月ぶりに聞いた
あなたの声は
わたしの気持ちを揺さぶった

忘れられたと思った
もう混じり合うことはないと
思いながらも
どこかでずっと待ってた

また想いが膨らんでく
一昨日よりも昨日よりも今日よりも
明日はもっと
あなたの事が好きになる

もしかしたら
今度こそ
明日はないかもしれない

だから
その声を忘れないように
耳に焼き付けた

今日も昨日も一昨日も…

2021/03/11 16:40



[197096] 幕開け
詩人:梅宮 蛍 [投票][編集]

舞う風花
あなたの頬を 移して桜
名も知らぬ木の下
はじまりのー−。

2021/03/10 01:42



[197093] いなおり
詩人:遥 カズナ [投票][編集]

せつめい
からいどを
さがし
くみあげた

ひっち
はいく

野球
やりませんか

うんどうすると
かわきます

オーケストラの調弦
音は
文字なんかより
遥かに分かりやすい

球場にこだまする
打球音
みたいに

文字のられつは
小川の岸辺にしゃがみ込み
流れを
見つめるような
しらべ

だからかわいたころ

ちょうどいい

せつめいから
いたろうが

ここが
どこなのか

2021/03/06 19:32



[197090] 否定する心の中の中で
詩人:鰐句 蘭丸 [投票][編集]

流行歌が耳を通り過ぎる

揺さぶられない時間が流れる

いつからこうなったのか

心の中に真っ黒い自分が生まれてから

友達は居なくなった

しかし恋とか愛には飢えていた

手に入れると壊した

何故か孤独を愛した

そして時々真っ黒い自分との会話

そいつは俺を肯定してくれる

そいつは俺だ

分かっているから笑えた

著名な作家の心を打つ言葉も俺を避けて行く

政治家を責める言葉が思い浮かぶけど

すぐ消える

激しく熱い思いに突き動かされたい

そんな伝説のような主人公は現れない

いつかは自分が

なんていう夢ももてないくらい経済は貧困だ

結局は思想も貧困だ

羨ましがらないぞ

比べられてたまるか

そんな時間も蓄えられない

真っ黒い自分と入れ替わりたい

そうなった時

なにか

終わるだろうか

2021/03/02 11:22



[197084] リバーブ
詩人:EASY [投票][編集]

お前は不幸だな
何故かって?

金に、操られているからだ


お前は不幸だな
何故かって?

命に、支配されているからだ


お前は幸せだな
何故かって?

単に、不幸だからだ

2021/02/25 22:42
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