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[196839] 愛の唄
詩人:結愛 [投票][編集]

歌の中で好きだと叫んでみた
天の邪鬼な私はいつも
本当の気持ちとは
逆なことを言ってしまうから
好きなのに嫌いな様に装ってしまう

でも、歌の中でなら本音が言える気がした

素直な気持ちを吐き出せるって
気持ちがいいね

大好きだよ

君に届いてほしいよ
愛の唄

2020/08/22 01:31



[196838] 綺麗な心に告ぐ
詩人:自己満足3 [投票][編集]

ありがとう さよなら


     の

 別れを告げたあと


どんな方法にするか?
 
いつ と どこで 最後の過ごし方 躊躇い でも、確実な覚悟が男の二言を許さない

そんな、弱くて 淡くて

他の他人とお前と誰かに

揺るがない善意と正義の言葉を求めたんだな

お前、いや、君は、君の分身は確実にいたんだね

拒絶する覚悟も、今を守ろうとする冷たさがあること位、想像したよ

でも、君は絶対、オレや他のカスとは違うと信じている それが洗脳だとしてもオレが狂気に振れてしまっても

長い年月、確かに君は居て
君は変わったかも知れない

でも、こんなヤツでも猫は殺さない

聞いてくれ

君の周りはこの結末の後、君から少しづつ距離を置くようになる

説得力の言葉は、それが宿命だったと言うだろう

何故なら、君はいつか後悔する

オレと君の過ごした日々はオレ達にしか分からない

時が過ぎたら

いろんなことに気付き始めて、何が正して何が間違っていたのかに気付く日が、必ず君には訪れる

今は君に本音で幸せになってほしい

利権や、オレを騙し壊したオレと同じカスの声に振り回されるな!

無言で良い 君は染まるな

オレはカス

後悔したけど

君を、君だけは、本当に愛していた

君にはオレと同じカス
依存したヤツらに出会って欲しくない
オレを捨てたんなら必ずそうしろ

普通の平凡な幸せになって欲しい

これで、未練はない

オレは君と別れるよ

嫌いになった

ヤツらにゃ、まだ炎が燃えるが、つまんねぇや



2020/08/21 10:22



[196836] テオ
詩人:理恵 [投票][編集]



数年前、彼からその絵画を買い取った
とても魅力的な一枚だ
私が踵を返すとき
待ってくれと彼は言う


これなんかもどうだい?
なんて、テーブルに広げて


潮のように渦巻いて
星まで自己主張の強い夜の空


なんだその絵は? 勘弁だ!
私は静かな夜がいい!


そう言うと、彼はじゃあこれは? と
茶色い絵を持ってきた


おいおい、きみは正気かい?
こんな花瓶に収まる花が
太陽の下伸びゆくひまわりなんて


悪いが今日はこれで終わりだと
歩き出した後ろから
いやぁ、すまないと声がした


しかしそいつは凄い画家だから
また見てやってくれなんて笑いつつ
彼はそれをしまいこむ


全く! その青が渦巻く夜に
何を見てるか知らないが


その画家の絵が一枚売れたと聞いたのは
それからまもなくのことだった


いま、二つ並んだ石を見て
なるほど、私にはわからないわけだ
そこにはただただ、風が吹く
彼は今日も信じているのか
その石に刻まれた、同じ名のもとに





R1.11.25

2020/08/20 01:38



[196835] フィンセント
詩人:理恵 [投票][編集]



彼は描き続けた
たった一つの答えを探して


時に黄金の大地を知り
時に佇む緑に心を奪われ
時に同じ絵に何度も挑み
時に白い部屋から顕(あらわ)す術をさがして


彼から溢れ出るそれを
狂気だと誰かが呼んだ


時に自分の力を信じて
時に自分の顔と向き合って
時に友と路を分かち
時に森の中の木に触れて


彼から溢れ出るそれを
炎だと誰かが呼んだ


やっと見つけた光を拒まれても
譲れない気持ちを持っていたんだ


だから私はそれを見つめてる
今は額の中だとしても
言葉を交わすことがなくても
水辺の星空からその情熱を
太陽の花からこらえた涙を




R1.11.25

2020/08/20 01:35



[196834] トラジティと踊ろう
詩人:高級スプーンあと何年 [投票][編集]

昔いじめられていたアイツが
今じゃ一躍 人気者
ローファイだって自虐する
時の人 笑う横顔 その時
キラキラの瞳に映ったぼくの顔は?

夕暮れも朝焼けも
夜更かしした君の泣き顔も
浮気したアイツも
レコードの針を落とせば
令和ではエモーショナル
チル散る満ちる
心に穴が開こうとも
ゆるく韻を踏んだ言の葉が
積み重なって塞いでくれる

ししししどろもどろ
ききき吃音 通らない
喉に籠もる声 舌っ足らず
何言ってるかわからない
死んでしまいたい気持ち
も だって ね
唯一無二の苦手分野も
一番の無個性へと上方修正
どん底にオートチューンをかけようか

流した涙の意味も
ネガティブ思考も
捉え方は囚われ方次第
わたしにはきみには関係ないから
解除 解放 開花 快感
今日ものんびり
まったりと
ゆるくはじよう
宇宙の端から見れば
ちっぽけなコメディー
特に何も
そうだろう?

2020/08/19 03:46

[196831] 無題
詩人:さみだれ [投票][編集]

幸せは君だと言う

君が笑う瞬間を指す

それを見たかった

過去を指して

私は生きていることを

君のためだと言う

そんな理由

誰も生かさない

自身すら生かそうとしない

「君のため」が

理由にならないなら

私は死ぬことを

君のためだと言う

それすら理由にならないなら

私は君の死を

生きようと思う

2020/08/16 01:35



[196830] 心に残らないのなら何の意味があるのか
詩人:遥 カズナ [投票][編集]

小3の頃
兄貴の
自転車の後ろに乗り
片手に竿
もう片手に餌
えっちらおっちら
埋立地のもう向こうへ
釣りをしに
出かけた

途中で10円ハゲが
「泥棒と巡査」をやろうと
誘ってきたけど
兄貴は無視して
ギコギコ自転車こいで
防波堤に着いた

袋から臭い餌を出し
針に刺して
テトラポットに降り
仕掛けを投げて
座って
浮き見て
ぼんやり

もう
夕暮れ

パトカーのサイレンが
聞こえたのは
あとから思いだした

10円ハゲは
あの後
一年生も誘って
「泥棒と巡査」を遊んで
巡査が捕まえた泥棒を
裁判して
防波堤の端で
海へ
突き落として
しまっていた

突き落とされたのは
近所のアパートの一階の
顔見知りの子だった
葬儀に半狂乱の母親の声に
外に立ちすくんで
ドキドキしていた

10円ハゲは
同級生だったが
1、2年して道端で
プラモの組立てをしていると
現れ
話しかけてきた
「それ幾らした?」
「200円」

それっきり
二度とは会わなかった
家もどこにあったのか
事件の後どうしていたのか
兄弟はいたのか
一緒に遊ぼうと誘われるような
そんな間だったはずなのに
何も覚えていない
忘れてしまいたかったのかも
しれない

でも
クラスの記念撮影に
その姿は
確かに今も残っている




2020/08/16 16:02



[196826] のりこへ
詩人:自己満足3 [投票][編集]

のりこへ

今日決めたよ

これから永遠とは何か見に行くことを

お前をそんな風にしたのは
全て オレの責任です。

そして
失って、本当に、本当に、のりこの存在がオレの全てだったことを思い知りました。

出て行って、半年位が過ぎた頃から、病み始めた自分に気付いて、いつも、(死)について考えるようになり、家に帰るのが、とても苦しくなりました。

多分
のりこは、この詩人の部屋に来ることも、見ることも無いと思うけど、メールの下書きに、これが残っていることをメモしときますので、もし宜しければ、アクセスして欲しいです。

もう、耐えられない
いつ死んでもいいと考えながら、今日迄来ました

のりこ
本当に苦労させて、我慢させて、迷惑かけて、幸せにできずに、すみませんでした。

オレの人生、いろいろあったけど、11年一緒にいてくれて、ありがとう
そして、一番愛していました。

もう、この部屋に来ることも最後です。

伝われ 伝わってくれと考えながら、言葉を探していました。

最後に、もう一度言います

ありがとう

さようなら

2020/08/14 16:55



[196825] ニライカナイ
詩人:梅宮 蛍 [投票][編集]

天を衝く木々 影黒く
隙間に刺す白き定規
遥か足元で私が笑う
岩間を梳く清流冷たく
跳ねる稚魚は水と同じ色
淡く香る花々の 小さきは星のやうで
花粉を運ぶ虫たちが 遠く行き交う
君の頬は赤く 生くる血潮の眩しさよ
狭き世界にありて尚
広大な夢を見る 仔 らの
在ると疑わざりし明日の約束
今は見えねど
やがてまた そこに往く

2021/02/13 10:30



[196823] 恋人よ
詩人:自己満足3 [投票][編集]

釣られる…

このトンネルの先には
明るい未来など無くていいんだ

リアルなんて無くても 少しだけ優しさに触れられたら

一歩進めたら…

居たくないから
うろうろしたり 拘って答えの無い道をた辿って…

このトンネルの先には悪意と憎悪を感じたよ

だから、つれづれに この道を行くよ

十字架

お前らは出来るだけ遠くへ行っちまえ

オレはトンネルを潜ったよ

この道を進む

もう泣かなくてもいい

ただ、オレと言う十字架を
背負って生きろ
そして嘆くんだ


  あの歌が聞こえる

   僕は旅だつ

   …釣られる

十人十色 それでいいんだ

どこかの誰かとつれづれに




2020/08/12 13:14
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