詩人:あいる | [投票][編集] |
冬はそーいうもんだから
不愉快ではないな
飲まないでポケットで
握るカンコウヒー
春猫を頭に乗っけて
弾むように前へ
動線はゆるやかに
光をまとい風車
夏烏は延びた陽を
勿体ぶるように
なき散らして
ひぐらしと二重奏
秋雨は心象を映しすぎる
ときに美しすぎるんだ
どうか急かさないで
四季の死期を指揮する稲穂
怠惰にまみれた字体も
稚拙な文章も
出なかった喉仏も
届かない神風船
文字も色も声も
優劣なんてないんだ
ボクはここ
いま、ここ
君の向こうに
いま行くよ
あいらびゅ
詩人:如月 ちゃこ | [投票][編集] |
ちょっとズルいなんて
キミが言うから
またキミを困らせたくなって
どんな悪戯をしかけようか
すごくワクワクしてる
キミが困ったように笑う表情
キミが照れてる表情
考えただけで
不思議と目の前に浮かんでくるから
どんな悪戯をしかけようか
キミの反応が楽しみで
とても今ワクワクしてる
詩人:如月 ちゃこ | [投票][編集] |
キミは今
何をしてるのかな?
ふとした瞬間
そんなコトを考えてる
キミは今
たぶんあのコのコトを
想ってるんだろうな
アタシは今
そんなキミを想像して
願ってる
キミがあのコに逢えたら
笑顔でいられるように―…
相棒の笑顔を
いつでもここで願ってる
詩人:遥 カズナ | [投票][編集] |
カッコウの鳥の鳴くさえずりは
フルートの音色に
似てはいないか
きっと
楽器作りの職人も
その奏者たちも
どこかで
より良い音色の
雛形をと
それとは知らずに
そうしてきたのかも
しれない
だとすれば
船の汽笛が
遥か深海を旅する
鯨達の鳴き声に
似ているような
そんな感慨すら
疑う事を
忘れたくなる
そんな
大海原を
眼下に見下ろす
数百キロの高度
国際宇宙ステーションにも
きっとファンはあって
それは峡谷をすり抜ける
風の音ように
心地良いのかもしれない
物事を
分かりきって
いるつもりが
今までも
そして
これからも
しらずしらずの
うちに
詩人:如月 ちゃこ | [投票][編集] |
今ならきっと
大丈夫
色んな想い
抱え込み過ぎて
余裕がなかったキミ
今ならきっと
大丈夫
深呼吸して
まずは挨拶が出来たら
嬉しくて舞い上がるのは
その後ゆっくり出来るから
キミの健闘を祈ってます
詩人:如月 ちゃこ | [投票][編集] |
濡れた髪を
無造作に指先に絡ませ
貴方が見つめる
あと少し
このまま伸ばしてー...
それは
いつ叶う約束?
また貴方に逢える約束なんて
何処にもないのに
貴方は悪戯に
心まで絡めとってしまうのね
詩人:如月 ちゃこ | [投票][編集] |
キミは知らないでしょ?
キミがあまりに素直だから
喜んでくれるのが嬉しくて
何度もキミの言葉を読み返しては
つられてこちらも嬉しくなってるコト
恋文?
傍から見たら
たぶん
このやり取りがもうそう見えてるかもね?
ほんとは少し違うけど
それを知ってるのは
当事者のキミとこちらだけ
だから
キミにとって
アタシが大切な存在のひとりなら
キミにも
アタシの傍にいるひとりとして
シアワセになってもらわないとね?
詩人:如月 ちゃこ | [投票][編集] |
待たせてごめんね
きっとキミのコトだから
今頃は色んなコト考え過ぎて
落ち着かないんだろうな
待たせてごめんね
真っ直ぐなキミの想いだから
安易に応えたくなくて
言葉を選んでたら
待たせてしまったみたい
ほんとに
待たせてごめんね
あれこれ考えてみたけど
やっぱり一番伝えたい言葉は
『ありがとう』
この一言に
尽きるみたい