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[196683] アイ
詩人:清彦 [投票][編集]

随分時間は経ってしまったね

僕らはもう終わりだと思うかい

あのときから

僕の世界は変わったんだよ



暗闇をずっと見つめていたね

何かが見つかると思い込んで

すべては想像で創造なんだと

思ったこともあったね

いつだって君は

ここに居やしないというのに



聞こえてますか

僕の声が

あの歌を

口ずさむことがありますか

その時君は

どんな顔をしてますか

暗闇で見た景色は夢でした

微かに感じる

冷たいような

生暖かいような

風が過ぎ去っていく気配

確かに見た景色は夢でした




愛してる

だなんて

そんなのはただの言葉だよね


違う

いいんだよ

僕は君の痛みを憶えてる


暗闇の中で

僕には見えてたんだ

眩しくて

苦しくて

世界が崩れ去った


何度も僕は

うなされて悶ながら

また夢の中で夢から覚める

2020/06/05 07:24



[196681] トレーニング
詩人:アルバトロス [投票][編集]

寝不足 コーラを口に含んで
主に雑草が生えた原っぱにて

不機嫌 1分間に7回のまばたきをして
リズミカルに体を揺らす

右手は頭上に 左手は自由
できれば両足の脛毛は剃っておく

そうしたら空も飛べるはず
くそくらえな日常に蹴りをつけて
高く高く舞い上がれ

2020/06/02 22:24



[196679] 欲求
詩人:梅宮 蛍 [投票][編集]

夢を追えば実が廃れると言ったのは 誰だったか
周りの仲間たちが当たり前にこなしている暮らしを全て否定して
そこへ立つ事を背負ったのは 何故だったか
好きだから やりたかったのか
やらされたのか
夢は時に 追ったつもりが追われ
掴むはずが雁字搦めに捕われ
足元は暗い泥の中
光明もなく スポットライトなど夢のまた夢で
浴びても浴びても嘘っぱちだと叫ぶ
それでも手放せないのは
既に腐り落ちた社会性のせいなのか
それともその甘美な響きのせいなのか
報酬など 何処にもありはしないと もう解っているのに
夢に見る事をやめられない

いつか真実 本当のスポットライトの下でーー

2020/05/31 19:06



[196670] 陰口
詩人:遥 カズナ [投票][編集]

ワインには
ポリフェノールが含まれてるから
体には
まだましな酒なのだろうが
どうにも
それほど
好きになれない

葡萄の香りも
その姿も
味わいも
堪らない程に
好きなのだけど

レーズンは最低だ

どうでもいい話し
どうにも
好きななれない

会社に
社長の娘婿がいるのだが
俺は
人間を愛してはいるけれど

あいつも最低だ

2020/05/30 22:56



[196667] コワイ
詩人:46 [投票][編集]

恐れるということは
何を意味するだろう

誰かの目線の先を想うこと
誰かの笑顔の意味を探ること

私は人間が好きで嫌い
嫌いで好き

私は恐れてる自分を恐れてる

それはきっと
傷ついたこと
傷つけたこと

忘れられないから

あなたが恐れてることを許したい

それはきっと
傷ついたこと
傷つけたこと

忘れてはいけないと思っているから

誰かを幸せになんて思わなくていい
自分が幸せになれればいいと信じていればいい

その幸せが誰かを幸せにすることに
いつか繋がればいい

2020/05/25 21:57

[196666] 臆病者
詩人:アルバトロス [投票][編集]

頭の中 水平にして
夢の中 無呼吸で
悲しみが全て涙になるなんて大間違いだ

生きろと言われて
怖くなる僕はきっと臆病者だから
誰よりも優しい顔して
精一杯笑ってみるんだよ

未来にまた 蓋をして
日々はまた 空っぽで
悲しみを全て涙にするなんて大嫌いだ

2020/05/24 21:02



[196664] 描く
詩人:遥 カズナ [投票][編集]

我が家の冷蔵庫は
もう15年も働いてくれて
有り難い

玄関の扉に錆で穴が空いた
嫁が少ない家計から
材料の費用をやりくりして
パテ埋めしてみた
これでいい

クリスマスツリーのてっぺんに
星の飾り

上の息子は
勉強は出来る方だが
素直過ぎて
社会へ出た後が
不安だ

手紙はとてもいいと思う
自分の事ばかり
書いてしまう理由が
恥知らずのように
残るから

それらは
とても自然と調和していて
文字の筆致のなす
加減と決意が
まっさらな紙に
織りなされた織物のように
鮮やかじゃないか

明け方の
静かな台所から
冷蔵庫のコンプレッサーの
動き出した音がだけが
外の鳥のさえずりと
寄り添うように
聴こえた



2020/05/24 14:37



[196663] 夜を花を唄を雨を独りよ
詩人:高級スプーンあと何年 [投票][編集]

嵐がやってくる
その前に
花は蕾をつけているか
強かに穿つ雨風に
ひとつ残らず霧散する
誇らしげに開く
満面の笑み
危険を前にして
揺るがない灯火を
決意を胸に
あなたのように
短いひとときを
真っ直ぐに歌いたい

2020/05/24 00:13



[196662] 教えない
詩人:サエ [投票][編集]

知らないでしょ?
空が白んでくるまで
貴方が頭の中を占めていること

知らないでしょ?
貴方がわたしに費やす時間が
目に見えて減ったこと

知らないでしょ?
心配かけたくなくて
眠れないって言えないこと

知らないでしょ?
わたしがこんな脆いこと


わたしのせいで 困らせたくはない

なのに

わたしのために いつまでも困ってほしい

2020/05/23 04:22



[196661] 新型コロナ
詩人:beet [投票][編集]

どこへいくのもガスマスク
お店に入るには体温計

ここはどこだ?
ここが日本?
100年前ぐらい前、天皇陛下万歳と言っていた国だっけ?

マスクをつけてマラソン
不要不急の外出禁止
外出禁止と言いながら、役所には10万円欲しさの人で溢れ帰ってる

ここはどこだ?
ここが日本?
100年前ぐらい前、天皇陛下万歳と言っていた国だっけ?

ウイルスが流行ろうが、流行るまいが
外をうろうろするのは年寄りばかり
子供は休みが増えて遊び呆けてばかり

スーパーでマスクもつけずにカラ騒ぎをする若者
目はスマホ、耳はヘッドフォン
見えない、聴こえないで街を歩く人
クラクション鳴らしても、見えない、聞こえない
不要不急の外出自粛だというのに。

ここはどこだ?
ここが日本?
100年前ぐらい前、天皇陛下万歳と言っていた国だっけ?


暴力反対、過保護の行き過ぎの結果がこれですか?
元に戻っても、また、混雑する通勤電車に乗ったり、混雑する道を走るのは、もう、真っ平御免。

どっちに転んでも、この国は真っ暗。

2020/05/22 22:37
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