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[196659] 出航
詩人:紙一重 [投票][編集]

既製品が合わない僕は
結局1人風に吹かれるしかないのさ

我慢より誇りを
安定より可能性を

平和ボケした僕だって
大事なものが何かは
ちゃんとわかってるつもり

これは運命としか言えない

翻弄されて波でもみくちゃにされて
それでも自分は失わないように

生きるってなんて大変なんだろう

泣きたいね

2020/05/22 15:29



[196658] くれよん
詩人:サエ [投票][編集]

適度な距離でなくなってしまった いま
頼れるのは 互いの想いだけなのに
変な強がり 無意味な意固地
愛されたくて 確かめたくて
私から連絡しなきゃ あなたは身動き取れないの
知ってるのに 懲りずに自分の首をしめる

24色だろうと48色だろうと
好きな色は決まっていて
そればかり使ったら そればかり減っていくのに
いつまでもわがままな子どもね
たくさんの色なんて意味ないの

鍵のかからない引き出しのなかにしまった あなたへの想い
眠れない夜に引っ張り出しては 飽きずに眺めて
ひとりの世界に沈む時間が 私の救い

私の中から去って行った ひとつのいのちを抱きしめては
今日もまた 静かに夜明けがやってくる
ふたりのときは あんなに拒んだ夜明けも
ひとりのいまは 安らかな心へ導いてくれる光
ほんの一瞬でもね

2020/05/22 02:38



[196657] 
詩人:高級スプーンあと何年 [投票][編集]

たとえ落ちる音が同じでも
血液と水滴は違う
あなたは気遣いのできる人
いいえ
言葉の選択ができる人
指先は雄弁で
口数は少なく
本心を知ってほしい人に限って
考えていることが伝わらないでいる

2020/05/21 02:39



[196655] rem
詩人:gof [投票][編集]

かさなりは わずかな
こころの やわいところ
このご時世 だなんて
わらうこと たべること
すべては いまをいきる
エネルギーでしかない
ひかんは サヨナラ
すべてにそむくのではなく
自分自身との戦い ひたすら
ノートに書き殴る 愛という形でさえ
アフターコロナ 俯いた先に
花だってある はいくつばろうや
精神論なんてクソさ そうさ
それでも 仄かな前向きさから
郷愁からだって いつでも
微かでも 正気見出す美しさもある
はず はずなんだ から
深呼吸 生命 ああ ああ

2020/05/19 02:53



[196649] さようなら
詩人:遥 カズナ [投票][編集]

歩きたい

許しもなく
許されたいと自然に願う

歯ぎしりは
ストレスのせいらしい

歩きたい

ただこうして
会いに
行きたい


2020/05/15 23:06

[196646] 熱帯高気圧
詩人:EASY [投票][編集]

あからさまに蔓延った
世紀末の春の日に

わざとらしく作られた
コンビニエンスの外ベンチ


隣に座っていた奴は
肌が黒いというだけで

隣に座っている僕は
生きているっていうだけで


僕が5月が好きなのは
気持ちがいいっていうだけで

科学的な根拠など
ないしあってほしくない


あなたは神が好きですか?
僕は、まぁ普通です

僕は、まぁそれよりも
あなたの方が好きなんです

2020/05/13 19:20



[196645] 最後の唄
詩人:自己満足3 [投票][編集]


乗り越えましたか? 

いやいや、誤魔化しながら生きてます。
あの日から時は進んでいません。
何度も死にたいと真剣に考えてました。

あぁそうですか…
そうならいように頑張って下さい

分かりました。
出来るだけ頑張ります。

保護観察官との今日の会話

俺は俺の選ぶ道を進んで来たから、これからもそうするつもりだ。

さらば
ろくでもねぇ人生

さらば
一番大切な筈だった人

あの頃はもう還らない

2020/05/13 04:04



[196634] シネマ
詩人:遥 カズナ [投票][編集]

いつか
片思いだった女性が
フォレスト・ガンプは
リアリティーが無いと
軽蔑した

もう我慢しなくて良い頃合いだ

映画にリアリティー
 もう映画
なんか
 見ないで貰いたい程
がっかり
 させられた

人が
誰かに
何かの手段で
思いを伝える行為に
あらゆる手段はあるが
それらは
完全な虚構に
ほかならない

表現に伝わる力が
見い出せないなら
生きる意味は
楽に見殺しか

バス停で
お別れした

それでも
音楽だけは
味方してくれて
僕がどんなにか愚図で
能無しでも
たぶん神様ならそうするように
優しくしてくれた

夜明け前から
日が暮れるまで
倒れる寸前くらい迄釣りをして

眠りたい分を通り過ぎ
眠りたく無い部分をさらに超えて
眠った

はだしのゲン
アームストロングが
月の大地を踏みしめ
エルビスが鍵を開け
ビートルズが扉を開いて
アンディーウォーホルがキャンベルスープの缶を切り
山下清は花火大会の最後の切り絵の一枚を貼り終えた

時期だとか人の要領
時代の雨脚を振り返る
確かさを
考える事を考えると
嘔吐した
エクトプラズムが
彼女の形になり
息子達が産まれた理由になった

もう今は何も
こうして
恥ずかしくて
いい

2020/05/09 20:43



[196632] ブレンドコーヒー
詩人:あいる [投票][編集]



まだ2019だって勘違いしてる扇風機に
立夏だと囁いて
湿気た空気をスクランボー

決壊することなく
涙を吸い続けた枕
でっかちなのにスカスカ
低反発から猛反発
ボクの頭をひっぱたいてよ眼はひらいてるのに醒めてないんだ


民主主義だと思ってた歯ブラシも
自分勝手で足並みが揃わない毛先


平成からの生き残り
伸びた前髪は
いい感じに令和をぼかしてる


ホットからアイスへ
ホッとから愛すへ
安心と愛は親せきらしい
挽きたての苦味を
おぼえても舌足らず
人生は甘くないらしい


マスクでのっぺらぼう
無口でも無礼講
今はラフにステイホーム


話せなくて
フリダシみたいだ
ここは音がない世界デモ


口先の愛より
指先の会話

愛しくなったらこの指とまれ



2020/05/06 11:28



[196631] 三十路
詩人:里雨夜 [投票][編集]


子供の頃のイメージは

人生の曲がり角

母と見ていたドラマの影響だと思う


実際に到達してみたけど

まだまだ曲がり角は先に思える


人生100年の現代

今の60代は若いように

私達も若いということだろうか

2020/05/05 19:43
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