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[10009] 
詩人:凜一 [投票][編集]

あなたは
夕暮れの太陽のようね

どうしようもなく寂しい
気持ちにさせるのね


君は言う


暗闇の世界に去り行く
ぼくと言う愚かな太陽が

君を
悲しみに揺らがせてしまうこと

本当にすまないと思うよ


でも


明るみに佇むあいだは
ぼくも空に揺らいでは涙をこらえているよ


瞼をかすめては逃げていく

君と言う風のために

2004/03/24

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