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[100318] 無防備な風に
詩人:アイ [投票][編集]

知らず知らず自分を大事に思って

傷付きやすい心を丈夫な檻に閉じ込めていた

強くなりたくて引きこもった私は弱いまま変わらず

無事に過ごせる毎日を素晴らしく思って

つまらない暮らしに息が詰まり

首を締め上げられてる様で

もがいても私は私を放さない

こんな狭い158センチの身体から抜け出して

服も体も脱ぎ捨て無防備になって

怯えながらも素直な言葉で

素直な強張った表情でも

不器用に触れていたい

この頬を撫でる風は優しい

時々荒れて怒りもするけど不器用でも心をさらけ出す

踏まれても殴られても隠れるミノも作らずにいる

そんな無防備な風の様に強くなりたい

傷付く事はもう恐れない

たまには深呼吸して力をもらおうって甘えもあるけど

私はあなたに触れている

2007/04/16

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