詩人:みさ | [投票][編集] |
始まりも終わりもなく
絶え間なく一つづきに
流れ行く雄大な時
過去も現在も未来も超越して
ちっぽけな人間などには
計り知れない時の流れ
文明は必死になり時と戦い
理解を超えた怪物を支配すべく
虚構の分節をあたえた
一秒一分一時間一日一週間一月一年一世紀
そんな定義で時をやりくりする錯覚
これが人間のする理解する事
大きすぎて得体のしれない物を
そのまま受け入れる勇気がなく
作り上げたトリックの本質
もしかするとその仕掛こそ
自然と張り合うプライドゆえの
文明という人間の営みなのかもしれない
コスモス(宇宙)成立の以前の
カオス(混沌)の中でさえ
脈々と流れつづけた時
過去と現在と未来を一連に繋ぐ
長く広く絶え間ない時の流れは
そんな人間さえ包み込み平然とつづく