過去ログ
〜 過去ログ No.102167 の表示 〜
[102167] 愛の謌〜理由無き愛のソネット〜
涙こぼしてる
土にまみれた茶色い掌
握った指先
あなたが泣いていた事を
僕はまだ知らない
虹色の空
ビルの谷間に隠れこんだ
温かなものは
貴方が僕に残した
愛の証
緩やかな坂道を
風が抜けていく
僕の髪を吹き上げながら
あの日みたいな
斜陽はもう
見れない事知ってるのに
消えそうな思い出が
瞳の奥で蘇ってくる
麗らかな陽射しに
“あおぞら”舞う花片
霞んでく愛の謌を
ずっと
ずっと
見えなくなる前に
唄おう
2007/05/21
[前頁] [投票する] [次頁]
-
詩人の部屋 -