ホーム > 詩人の部屋 > 過去ログ > No.102000-102999 > No.102199「赤い午前二時」

過去ログ  〜 過去ログ No.102199 の表示 〜


[102199] 赤い午前二時
詩人:人魚日和 [投票][編集]

どうしたの?

赤い血顔中流して笑った少女が一言放った言の葉

大丈夫。

扇子で顔伏せ白い睫毛に落ちる雪の子まぁ綺麗

狂った夢に起こされた二時
元気がいい青い月とかかるひっそり三色の虹
悪魔も泣き出す時間です

黒い化粧を落としてはらって

まだ夢じゃない

私がライトを持ってないのに月が光るなんておかしいし、二時なんて人間が起きてられる時間じゃないもの

夢を見ましょう、狂った世界に足指つけて、きんと冷たい唇つけて

一緒に夢を見ませんか

接吻から始めましょう。

どうか怖がらないでさぁ、おいでなさい。

怖いのは私も一緒なのだから。

一緒に夢に、逝きましょう。

2007/05/19

前頁] [投票する] [次頁

- 詩人の部屋 -