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[102567] 
詩人:フィリップ [投票][編集]

遠い記憶の中に沈んだ
夕焼けの断片を
手探りで掴んでみる


うらぶれた時間の中に
おいてけぼりにされた
そのフニャフニャとした
湿り気を帯た感情は
やがて細かいピースになって
地平線へと消えていった


その感情の中に
この世で一番幸せな
二片の言葉があったけど
何処かに落としたのか
忘れてしまったのか
文字は姿を消していた


ひょっとしたら
スクランブル交差点の
4つ目の信号に
くっついているのかも知れないと思ったけど
見つからない


そうして行方不明になった僕の声があなたに届くよう
僕の声を捜して
あなたの元へ運んでくれる翼を
涙で満水になった部屋の窓を開けて
地平線へと放った


夕焼けは
朝焼けになっていた

2007/05/30

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