| 詩人:フィリップ | [投票][編集] |
この星の砂浜にある
全ての砂粒とか
この星に生きる命全てよりも
宇宙に転がる、あの飴玉のような星の方が綺麗に見えると
あなたは言った
真っ暗な海の波音に
耳を澄ませながら
ならば惑星とは
命そのものなのかと
僕はあなたに言った
星の数を数えては
手に砂をすくって
砂時計のように、この浜辺に流しながら
風に乗った潮の香りを
吸い込むように深呼吸をしたあとで
朝になるまでここにいよう、とあなたは言った
水平線にオレンジが広がって
水底に月が沈んだ時
太陽は必ず照らし出してくれる
二人の間にゆらめく何かと心に隠れた灯りを
気が付けば
あなたは僕の手を握って
微笑んでいた
軽く柔らかな砂粒の感触と潮臭い愛の匂いがした