詩人:甘味亭 真朱麻呂 | [投票][編集] |
もうすべては嘘のように
何もかもが幻や夢のように
僕の日々はくだらなく
それはもうくだらなく積み重なっていく
言い訳は何度言えば罪になる
嘘は何度つけば罪になるんだろう
いつまで経っても答えは見えはしない
進む先すら見えてこない
忘れたものなら数えたらきりがないほどある
失ってしまう
その大切な何かに
もう戻らないと知ったときから
僕は悲しいんだ
途切れ途切れに続く悲しい物語
やっと見つけた薄明かりの中で
凍えた心あたためても
満たされない理由を僕は知ってしまっている
ぱらり ぱらりと
雨は地面をたたく
ゆらり ゆらりと
時間が流れゆく
理由もないまま
宛も知らぬまま
ただねぇ
天気雨のように
去ってはまた来て
去ってはまた来て を
繰り返すだけさ
止んではまた降って
止んではまた降って を
繰り返すだけさ。