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[104016] あの靴
詩人:咲麻 [投票][編集]

いつか欲しいと思っていたあの靴を

ようやく決心した時には店先から消えてしまったあの靴を

身に着けている人と偶然居合わせた





あの靴を履いたその人は

何だかとても誇らしく

輝いて見えた



その人にあの靴はとっても似合っていて

私なんかよりもずっと似合っていて

ほんの少し泣きたくなる





あの靴を履いているのが私だったら

私もそんな風に見えたのかな?

軽い足取りで

前へと駆け出す事が出来たのかな?

2007/06/24

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