どうやっても自分を好きにはなれなかったのに誰かを好きになれた彼女は言ったそりゃ照れますってってほころんだら彼女も笑ったその光景が見えない窓の外どの明かりにも興味を持たず等しく盲目家に帰る虚しく孤独人がいる違う人生を歩んで同じ場所で笑って裏は表に表は裏にくるりと反転彼女は消えた中身がカラでも二人は笑ったジュースを飲んでも一人なら不味かったマーブル人生しあわせ探し見つからなかった嫌になる空き缶を前にして先生は笑った
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