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[105518] 境界線
詩人:快感じゃがー [投票][編集]


きみがいてくれたら

何にでも
立ち向かってゆける


きみのためなら
何だってできる



いま、
ほんとうに

心から


そんな幸せな
気持ちで

満たされてるけど




ねえ
やっぱり


きみのためなら
死ねる

なんて



きみの望む

気障な台詞


いえない
ぼくは



恋人には
なれないのかな





恋と愛の
境目は

どこにあるんだろう




かなしいね




何度も繋ごうとして
途切れるたび

身を裂く思いで



それでも強く

強く



かたく手を
握り合ったのに





空しさだけが

いっぱいになる





君は未だ
”愛”に縋ってる





そんな
不確かな定義で

ぼくを
測ろうと



目を泳がせる




きみの
健気な横顔が

いま


ぼくはかなしい





”恋と愛の境界線”





この気持ちに
偽りなんて

ないよ



二人が見ている
世界に

違いなんて
ないよ





”境界線”





ほんの1ミリの落差で


泣いたり
喜んだり


しなきゃいけない




君は未だ
”それ”に縋るから





いま

ぼくはかなしいよ




かなしくて
かなしくて


たまらないんだ

2007/07/16

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