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[106000] じぃちゃん
詩人:遙香 [投票][編集]

夜に目が覚めて部屋出たらね、じぃちゃんがタバコ吸ってたの。
仕事が早い時間からなんだって。
『もう行っちゃうんだ、いってらっしゃい』


次に会ったときのじぃちゃんは、綺麗なお花に囲まれてたんだよ。
白い服を着て木の箱に入って寝てたんだよ。

『じぃちゃん、遊ぼ!』
仕事お休みなんてしばらく振りだからいっぱい遊んでもらうんだ!

そしたらお母さんがね、『じぃちゃん、疲れちゃったんだって。ゆっくり、寝かせてあげようね。』って言って泣いたの。

なんでか分からなかったけど、僕も泣きそうになったよ。

だからじぃちゃんの顔を見てから、お父さんに抱っこしてもらって寝たんだ。

起きたらじぃちゃんは居なかったよ。
ばぁちゃんは『いっつも近くに居るから大丈夫よ』って言ってたけどね。

2007/07/25

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