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[106143] タオ
詩人:EASY [投票][編集]

宇宙の始まりの前のものが
更に始まる前の
更に更にと前に行く様な

だからその空間が
あるかないかの境目が
星の軌道もない様な
浮かんだ星さえない様な

空間すらない様な
すべてが壁という様な

認識すらない様な
意識に意思がない様な

そんなのから続いてて
今もまだ
終わる訳がない様な
終わる方のが不自然な
流れとさえも言えない様な
何かがここにある様な

一瞬でもあり永遠な
そこから出てきた僕達だから

一瞬も永遠も
なんだかよく分からない

それはただ
絶対的な僕達で

それでも実感できなくて

だからと
無力で無知な僕等じゃないさ


だからこそ

腹が減ったら飯を食い

綺麗な景色を眺めては

素直に誰かが好きになり

そんな想いに誘われて

きっと僕等は笑うんだ

2007/07/28

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