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[106360] 特別の果て
おれの様なヤツは大勢いる
代わりもきく
特別でいたいわけじゃない
ただおれでしか出来ないことがしたい
些細なことでもいい
それで隙間を埋められるなら
昔は特別になれると思っていた
逆らい続けることが
特別だと
自分が大海に住む
一滴の雫だと知るまでは
いつか
一握りの砂を爪に乗せ
これがおれらだと
おまえ言ったんだ
遠巻きに見えたのは
黒い水面に映る
象牙の塔
おれは違うと
信じなかった
2007/07/31
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