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[108260] ドレミファ
詩人:フィリップ [投票][編集]

靴の踵を
深呼吸のペースで
踏み鳴らす

1.2.ステップ!
3.4.ステップ!

僕は
歩くような速さで


ドレミファ

幾つかの波長が
数百ビート
僕と君の心音ほどの速さと距離で
一つになる





漕ぎ出したオールのような
浅い感覚の中で
無言のまま
鼻歌だけが響く

1.2.ステップ!
3.4.ステップ!

君は
舞うような鼓動で


ドレミファ

掴めないリズムは
いつも幻のような
リアリティだけを
僕たちに残す





手を繋ぐ仕草で
生み出していく
僕と君のイマジネーション

1.2.ステップ!
3.4.ステップ!

誰かが
そのままの歩調で


ドレミファ

何千年の昔から
詠いたい愛がある
何万年の未来まで
詠いたい歌がある


2007/08/28

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