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[108378] 捨てる神あれば
詩人:快感じゃがー [投票][編集]


無機質な世界の中に居ると


時々、

自分で自分が
誰だか分からなく

なる


途方もないことを考え、
明け暮れてしまう





<私が 大きな樹木たちに触れる 理由>





孤独な世界の真ん中に居ると


時々、

本当に自分は
ひとりなんじゃないかと

思う


途方もないことを考え、
明け暮れてしまう





<私が 人との関わりあいを求める 理由>





面倒だ、なんて
笑って言って

感情を排除してみても





無視は出来ないの



日々、生まれゆく










だって、私たちは
生きているから










人は皆、ないものねだり



失って初めて気づく
存在の大切さ


愛しさ










当然のごとく
降り注いでいた

光と愛に


そう、やっと
影が差すとき





初めての感情を 得るんだ










繰り返し
繰り返し


何度、つまずいたとしても





その度にきっと
求めるだろう



それは自然なこと





私たちは、ロボットじゃ
ないんだからね











ほら、ちゃんと
あるでしょう

いつの時代にも変わらないもの










本能は、
一番素直な答えを

導くよ










忘れたなら、思い出して

思い出したなら
憶えていて





しがらみだの、
自由がないだの

人は云うけど





この社会は
人間が作ったんだ ってこと





ねえ、
捨てたもんじゃないでしょ?

まだまだ

2008/02/07

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