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[108457] ミスター・リリー
詩人:フィリップ [投票][編集]

リリー、リリー

限りなく無音な
君の呼吸は
浜辺のざわめきの中に溶けて
沈んでしまった

名前も無い
声も記憶も
それら全てが
幻という、リアル




リリー、リリー

太陽に指を指して
また明くる日は
月に愛を語ろうとしたまんま
君は寝息を立てる

世界がうらぶれる
その瞬間は
僕も君も
その輪郭をハッキリとは知らない




ミスター・リリー

いつまでも、っていうと
君が笑うので
僕はその言葉を
記憶の淵にしまい込んでしまった

そうしているうちに行方知れずになった君の名前は
もう、誰も知らない

2007/09/06

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