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[10897] 騎馬戦
詩人:望月 ゆき [投票][編集]

交差点の時計の下で
待ち合わせ
あいにくの雨降りに
バロメーターは下がり気味

早く着いてしまった時は 
ろくなこと考えない

信号が変わると交差点は
いっせいに動き出し
わたしは 運動会の騎馬戦を思い出した

あそこの知らないカノジョの
水色の帽子なら 
取れそう
そしたら雨に濡れずに済むのに
髪型も 
くずれなくて済むのに
水色の帽子へと 心の手がのびる

のばした手の 
指の間にあなたの顔
とたんに わたしは 
前髪ばかり 気にする


前髪ばかり 気にする

2004/07/31

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