詩人:快感じゃがー | [投票][編集] |
「闇に、喰われてしまいそう」
迷路を彷徨ってる
だけなの
孤独とじゃれあうのは
愚かなのに
哀しくて、
とても切ないな
つたない言葉で
慰めあって
真実と虚実は
麻痺してく
誰が本当で
誰が大切で
何を信じていいの?
わからない
でも決めるのは
自分なんだ
辿り着く果てぐらい
僕にだって
見えるさ
容易い嘘を信じる
フリをするのも
愉しいかもしれない
でも、
自分が壊れてく音が
するのが
わかるんだ
なんにも、
なんにもない
たったそれだけ
今、此処にある自分を
自分と認めるのが
怖いだけなんだよね
枯らすのは
簡単なのに
どうして、ねえ
幻影に
縋っているんだろう
ああ
堂々巡りだ
一時のヤサシサで
傷口舐めたなら
唯、光得た芝居
してるだけだ
きっとそうだ
だけど、
奪われたものを
取り返す必要が
僕には
ないし...
だって、もう
差し出せるものが
何処にもないんだもの
こんなにも
悲しいのは
此処で幸せになる術を
持っていないからかなあ
生きてゆくその理由を
定義する価値観すら
捨ててしまった
さようなら
ありがとう
風のなかに
吸い込まれるように
堕ちてゆきたい