詩人:快感じゃがー | [投票][編集] |
主役になれないと
ぼやいた時
いつだって
自分は
自分の世界の主人公だよ
って
先生が言った
白々しいと思った
ふざけてると思った
だけど
そんな自分は
もっとみじめだった
友達と呼べる誰かが
何処にもいなかった時
寄り道する子に
憧れたけど
それでも
ちっとも悲しくなかった
自分は
かわいそうだなんて
思いもしなかった
なのに、
ふとした瞬間
そんな存在が
出来てしまってから
孤独の寂しさを
知ってしまったんだ
まあるい
まあるい
覗き穴
指にツバ吐き
障子を破る
ねえ、
ダメだと言われたって
すべてを見てみたい
感じていたい
すべてを
自分の目の届く
距離に
手の届く
場所に
置いておきたいと...。
ああ、かなしいな
歩くたび、歩くたび
どうして
わがままになってしまうのか
残酷だよ
時の流れなんて
大人の階段
昇っているつもりで、
心は下へと
下降しつづけてく