詩人:花 | [投票][編集] |
私は私で他の誰でもない
貴方も貴方で他の誰でもない
唯一の たった一人の
この世の魂
不機嫌に誰かと比べても
幸と不幸を秤にかけても
流せるものでもなく
受け入れてしまえるものでもなく
けど 何処かで認めざるを得ないもの
悲しいね 哀しいね
憂いしいね優しいね
捨ててしまいたい衝動の裏に 愛おしいね
悲しいくらいに
愛おしいね
尊く儚く
けど揺るぎなく
抱き締めたのなら温かい 真ん中の時計の針の音
諦めるには悔しくて
立ち向かうには弱すぎて
雨風に濡れたなら
瞳の奥の灯りは消えてしまいますか