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[112046] 色彩の彼方に
詩人:甘味亭 真朱麻呂 [投票][編集]


生まれた何一つ同じものはなく
たったひとつのこの世界で一人
一輪の花は美しい
人は貴く素晴らしい
だからこそ
死んでしまえば悲しい
もう二度と生まれない色だから
うれしくも悲しいことでしょう
花が咲き
人は生まれ
やがて
花は散り
人は死にゆく
何度でもくり返す
同じことを同じ様に
違う人たちが違う花が世界を鮮やかに染めていく
限りある命を持ってその時代その時代を染めるんだ
ひとつひとつ違う色で染めるんだ

淡く切ない季節
木枯らしが吹く頃
葉は落ち並木を埋めつくす
人も限りの時に芽を閉じる

ぼんやり見える色彩の彼方に新しい色を残すとしよう
色彩は鮮やかに染めるべき未来です
そして
過ぎ去った過去を振り返る思い出は
心を切ない枯れ葉の色に染めるでしょう
また元気を取り戻して
楽しいことがあれば心は鮮やかに染まる
心に春の訪れがやってきて笑顔になれる

色彩の彼方に光あふれることを信じて
歩き出す並木道
肌寒さに身震いしながらも心は暖か
側には愛があるから
叶えるべき夢を持ってるから
向かうべき
道が見えてるから

ボクはこの冬を笑顔で越えていけるさ
隙間なく未来を染める
鮮やかな色彩で悲しみさえ塗りつぶす

あたたかな愛の色
光り輝く夢の色
両手に抱え
この長き道を行く

その全ては
色彩の彼方に。

2007/10/10

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