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[112139] ウルトラマンブレイブI
詩人:フィリップ [投票][編集]

太一はガチャリとドアを閉めると
無言で降りていく。

天はゴロリとなると、部屋の天井を見つめていた。
「ウルトラマンなんて…いないんだよ、お父さん」




次の日の夕方。
天はいつものように、浜辺の通学路を帰っていた。
天は不意に浜辺に降りてみる。
それは、奇妙な偶然だった。

天はしゃがんで、波打ち際に手を伸ばした。

卵だった。

大きな卵だったのだ、天が見つけたそれは。

2007/10/11

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