| 詩人:黒い犬 | [投票][編集] |
それはいつやってくるのだろう?
彼は呟いた
ただ待つ事しかできないのか・・・
一人囁く声は迷宮の様な暗い世界に吸い込まれた
それは必ずやってくるだろう
彼は吐き捨てた
そんな彼の横顔を見つめるだけ・・・
私はまだ明けない空を眺めていた
それが来た時に何かが確実に変わるだろう
それが何かを運んでくるだろう
ただそれに気づかずに緩やかに世界は回ってゆく
流した溜息は螺旋を描き静寂の空間を流れてゆく
彼の暗い横顔にいくばくかの不安を覚え
そしてまたそれがやってくる時は近づいてゆく
私はただ明けない空をぼんやり眺めている