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[11394] なくしたうた
詩人:凜一 [投票][編集]

さよならを歌う君が

悲しくて

精一杯笑うふりしたのに

もう君はどこにもいない


愛したときが

愛しくて

夢を口ずさむのに

愛したときは

どこかに消えた


もうなにもないのに

もうなにもないから

君への愛だけが

ただ鮮やかで

やっぱり笑うふりを

してしまうよ


届かなくても


ぼくのなかの君が

こたえてくれるまで

2004/05/01

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