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[114053] 鉄塔のある風景
詩人:都森 善太 [投票][編集]


記憶の精度
曖昧でマイナーな
不可視の方向へばかり
シンキング
溶け合っていく
一マス前の私と私
電線、伝線、伝染
鉄塔をたどっていけば
存在さえ疑わしい
あの大都会へ行けるって
信じてた
悲しいかな
思い出すのは
故郷の田園風景と
夕暮れのランプ
鉄塔のある風景と
一マス前の私と私

2007/11/05

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