詩人:花 | [投票][編集] |
何で生きてるのだろう
たった一回の失恋で
こんなことを考えるのは
あまりに馬鹿らしいのだろうか
相変わらずドトールの珈琲は美味しい
通勤ラッシュの大通りを横目で見ながら感じた
あの波に乗り遅れたら
きっと私は殻に閉じ籠ってしまう
何も感じず 空気を無駄に消費して
水を胃に押し込み 生きる意味を見失ってしまう
外に出て 残像に苦しんででも
¨生きる¨事を辞めてはいけないと直感した
珈琲を美味しいと感じることは 幸せなことである
味覚を満たしているのだから幸せなことである
見つけようと思った
失った想い人
感じた幸せは量り知れず
けれど
積み重ねる些細な幸せは
絶え間なく訪れる
生きるために働き 幸せを感じるために働き
本の少しの贅沢は糧としよう
さよならと呟く
珈琲には砂糖とミルク
いつもより甘めにして
苦悩を
想い日に変える