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[116063] 想い日
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何で生きてるのだろう

たった一回の失恋で
こんなことを考えるのは
あまりに馬鹿らしいのだろうか

相変わらずドトールの珈琲は美味しい
通勤ラッシュの大通りを横目で見ながら感じた

あの波に乗り遅れたら
きっと私は殻に閉じ籠ってしまう
何も感じず 空気を無駄に消費して
水を胃に押し込み 生きる意味を見失ってしまう

外に出て 残像に苦しんででも
¨生きる¨事を辞めてはいけないと直感した

珈琲を美味しいと感じることは 幸せなことである
味覚を満たしているのだから幸せなことである

見つけようと思った

失った想い人
感じた幸せは量り知れず

けれど
積み重ねる些細な幸せは
絶え間なく訪れる

生きるために働き 幸せを感じるために働き

本の少しの贅沢は糧としよう

さよならと呟く

珈琲には砂糖とミルク

いつもより甘めにして
苦悩を
想い日に変える

2009/06/27

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