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[116134] ふぐう
詩人:かし [投票][編集]



不幸せでも生きていればそれでいい
お腹が空いても眠ってしまえばいい

もっとなにか欲しいものやしたいことが
あるはずでしょう

期待外れを恐れていたら
期待通りにはいかないのよ

あの青い空を見たでしょう
気まぐれに色を変えることしないで
退屈しのぎに橙色に染まったり
どうしようもなく真っ暗に落ち込んだり
それは変えなければ
変わらないものなのだから



それでも知らないから
「頑張れ」に「頑張ってるんだよ」
特別なのに特別扱いを拒む
少しだけでも
頭を抱えて悩んだ方がいい

足は闇が奪って
腕は空間が食べた

耳を白い靄が覆い
目を照らし過ぎる光

知らないから言っている
そんなことが許されるわけはない
それを自らが言って罪悪感を軽くしようと
それもまた無意識の自分擁護
続くから続く



2007/12/04

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