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[118051] 誰もいない海
詩人:色彩 [投票][編集]

闇に落っこちた真夜中

寒い

風が強い

砂浜に人は居ない

こんな夜に

波を見ていると

君は居るのに

世界でただ一人

取り残された気分になる


闇に落っこちた浜辺

僕等の他には誰も居やしないし

闇だって昼間よりも深いから

歌を歌ってみた

大体こんな歌だ


「星が出てる

けれど僕は

なんにも感じ無い

感動しない

星が出てる

けれど僕は

なんにも感じ無い

感動しない

海藻の残骸

海藻の残骸」


(繰り返し)


もしも僕がサザンかチューブなら

君にラブソングを歌えたかもね


真夜中に取り残された僕等

闇に落ちた空き缶

寒い

風が強い

掬えば流れる砂屑

掬えば流れる砂の屑

2007/12/31

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