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[118122] 彼女
詩人:EXIA [投票][編集]

今日もいつもの学校帰り。

付き合い始めてからいつもいっしょ。

毎日よる公園がある。

そこにあるベンチに座りながら、

今日も話をしていた。

今日はいつもより彼女の機嫌がいいから、

真剣な顔で彼女を見た。

「なに?」

彼女は言った。

僕は空を見上げた。


今日の空はやけに優しくて、

時より気持ちいい風がふいていた。

僕は彼女に言った。

「もしも…もしもだょ?明日世界がなくなったら…どうする?」

彼女はなにも言わずうつむいた。

言葉を選べず途方にくれていると、

彼女は寄り添いギュッと僕を抱き締めた。

寂しい思いをさせていたんだなと、僕は思った。

「ねぇ…ねぇ…こっちむいて?」

僕が彼女の方を見ると、

目をつむってキスを求めていた。

彼女の頬を一粒の涙が伝った。

そのとき、時よりふく気持ちいい風がふき、

涙が風にちった。

僕は彼女と深くキスをして、強く抱き締め、

耳元で言った。

「世界中を敵にしても君を守るから。」

そのままベンチを離れ、

彼女と一緒に彼女の家と、

僕の家の分かれ道まで

手をつなぎいっしょに帰った。

2008/01/01

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