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[118382] クラリア
詩人:フィリップ [投票][編集]

なぁ
君はいつも
現実なんてもんを
見てばかりだね

待っているよ
交差点近くの
古びた喫茶店
クラリア
氷を鳴らして


なぁ
君が選んだ
洋蘭の花に
水をやりすぎてしまったよ

待っているよ
音楽でもって
二人の温室で
クラリア
枯れた花ビラを
爪弾きながら


誰かを待ち焦がれるなんて
いつだって成就しないと思い込んでた

愛なんて
どこかで誰かが作ったもんだと
胸張って言っていたけれど



最高だね
散々だね
長電話だね
二人きっと
恋愛だね
愛してるんだね
そうなんだね

多分そうだよ
だって愛してんだ


クラリア
クラリア
その名は「愛の人」

2008/01/05

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