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[119061] 口紅は薄め ワインは紅く
胸が締め付けられる様な
感覚を覚えた
それが恋ではない事を
悟った
私は貴方を何も知らないまま
貴方との甘い時間を夢見た
恋がどんものか知っていた
それとは似ていて
全く違っていた
その人を想うか
その人とのひと時を想うか
違いなんてそんなものだった
ただこの想いは欲望で
恋とは欲望とは
無縁のものだった
「愛してるの」
ほら
簡単に言えてしまう
偽者の言葉が
繋ぐ二人
それはただのきっかけで
なんの意味も持たない前戯
2008/01/15
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