詩人:ジャガー | [投票][編集] |
鈴鳴く音 流れる白波
月はおぼろ 太陽とかくれんぼ
闇に包まれて消えてった
安らぎを見つけたように…
掴んで離さない
おもちゃを手にした子供のように
無くしちゃいけない…と
幸せの中で唱えた
崇めては唱える
夜毎色濃く染まる
眺めては唱える
色濃く染まる
死ぬ事を貴方どれほど願っていたのでしょう
生きる事を貴方どれほど願っていたのでしょう
揺らめく太陽 月とかくれんぼ
全てを青く包んでしまいそうな空
夜が好きだった貴方
海になったように消えていった
おもちゃを奪われた子供のように
泣けば戻ると信じて
色とりどりの四季を涙で洗い流し
やがて色を失った
鈴鳴く音 流れる白波
月はおぼろ 太陽とかくれんぼ
目を閉じてまぶたの裏
何千何万何億と繰り返した景色に
変わらない貴方を見つけた
出逢えた場所
太陽と月から
かくれんぼする場所
一瞬小さな灯りを浴びて
波に包まれて消えてった
安らぎを見つけたように…