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[120092] 一触一色
詩人:まとりょ〜鹿 [投票][編集]


様々なテーマがマーチのように
勢いよく行進する
スクランブル 一日の始まり。

愛情を持って
割れない卵でも
両手で支えて
見えそうで見えない未来を
自在に空想してみる。

足りないの アンタの心に
物欲の権化。黒いかたまり。
それすら愛おしいのと
膝にすり寄る
まるで猫のよう。

車が宙に浮く技術とか
物質のみを転送する箱なんかを
想像した未来は、意外にも
過去のスクラップたちに埋もれ
持て余した 発想力。

とりあえずコーヒーだけでも…
なんて、てんで興味ない素振りで
どうやらウサギさん、あんたは
俺のことだけ考えたいご様子。

そんなマイペースさが
より一層、君を味付ける
甘味料になる。

自分らを支えるカラーは
いつだって少し流行からハズれてて、
ブルーの寵愛。レッドの彩度。
いつだってグリーンが抜けてるから
ユニセックスな度合。

たった二色の彩色で、
惚れた腫れたの大騒動。
意外にも互いに毎日違う色。
触れ合うたびに、朝が恨めしい。


触れ合うたびに増す
寵愛の濃い一色。
触れ合うたびに思考する
この時間と空間の意味。


君に触れていたいと
睨む太陽の眼差し。

2008/01/31

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